おはようございます。
何度も書いているので、成年後見制度のことを覚えている人も多いと思います。
ケアマネをしていると認知症の高齢者や障害のある人を担当することがあります。
そんな利用者の金銭管理や施設入所の契約で困ったりすると、この制度のことを思い出すのではないでしょうか。
でも、手続きは面倒だし
誰が後見人になってくれるのか分からないし
申し立てのときにもお金がかかるけど、その後もお金がかかるって言うし
なのに時々弁護士や社会福祉士が被後見人のお金を搾取していたりするし
いいことないわ!
なんて、思っている人がいるかも知れませんね。
確かに手続きは面倒です。
財産目録を作ったり、なんども相談に来てもらい、書いてもらわないといけません。
候補者の欄を空白にして出すと、誰が担当になるかは分かりません。
でも、後見人になって欲しい人、適当だと思う人がいれば、その人に了解を取ってから候補者になってもらうことはできます。
そのほうが決定までの期間も短くて済みます。
申し立ての費用は自分で書けばほとんどかかりません。
書類作成を頼まれて書けるのは、弁護士と司法書士と法律で決まっているので、その人たちに依頼すると何万円もかかります。
しっかりした4親等内の親族がいれば、その人に書いてもらいましょう。
その後の費用については、被後見人の持っている財産や、後見人が行なった業務の量によって家裁が決めます。
ただ、弁護士など職域の高い人がついているときは、高くなります。
最後の搾取は、言語道断!!
こんなことをしてばれたら、職業人としてその業界では生きていけません。
だから、こんなことをするのはほんの一つまみの人です!
…と、言っても、いること自体がダメなんですけど。
これについては、もっと監視できる体制を整えないといけませんね。
でも、これからの超高齢社会、成年後見制度はますます必要になる制度です。
しっかり理解して、上手く使えば、長期間在宅で生活することも可能になります。
ケアマネの業務も楽になったりします。
国の方も成年後見制度の利用を勧めています。
そのために
「成年後見制度の利用の促進に関する法律(成年後見制度利用促進法)」
という法律が今年の5月13日に施行されています。
そのことについては、また明日。
では、今日も前向きに行きましょう!