おはようございます。
なんだか蒸し暑いですね~。
身体がついていかないわ。💦
私は成年後見人もしていて、
時々、「うちの親には?」とか、
「うちの入所者でこういう人がいるんだけど。」
なんて、相談を受けます。
利用につながる人もいますが、
そうでない人もいます。
利用しないとした人の理由にはいろいろありますが、
①後見人に報酬が必要だから
②一度ついたらやめられないから
③自分の好きにお金が使えないから
などが、多いと思います。
利用しやすく変更
①の後見人報酬は仕事をしてもらうんだから、
支払うのは当然と思いますが、
現在は弁護士などは報酬が高くなってしまうので、
個人的意見としては、よほど資産がある人以外は、
弁護士は必要ないのではと考えています。
ここを、今回、新しく決まった基本計画では、
後見人の交代をしやすくして、
不動産の売却など必要な時だけ弁護士についてもらい、
そのあとは家族や社会福祉士などに交代することなどを提案しています。
また、②については、
一度利用を始めても、必要な範囲や期間だけついてもらい、
その後は解消できるように制度を見直すそうです。
本当にそれでいいのか?
使いやすく、
というところには賛成なのですが、
この制度はそもそも誰の、何のためのものだろう?
と、疑問に思ってしまいます。
確かに、必要な範囲、期間だけつける、
いいと思います。
後見人の交代もいいでしょう。
ただ、それで本当に本人の権利は守られるのか?
誰のために都合の良いものにしなくてはいけないのか?
家族が不動産を売りたい。
でも、本人が認知症で売れない。
じゃあ、ここだけ弁護士つけて、
売ったら後見人止めましょう。
そんな使い方が出てこないとも限らない。
本人のために利用されるのか?
少し危険なのではないかと危惧しています。
介護、福祉関係者は、本人支援が基本です。
本人にどう支援するのが一番良いのか。
費用が掛かるかからないの問題で議論するのは危険だと思いますが、
皆さんはどう感じますか?
では、今日も元気にいきましょう!