おはようございます。
厚労省でいろんな会議が行われていますが
今回、こんなのが出てました。
「断らない相談」
なんだそれは?
どうも地域共生社会を推進していく中で
相談が縦割りで使いにくいなんて話が
各行政の担当部署の中からも出ているようで
だったら縦割りではなく、横断的に相談に乗れるように
(これがまた、共生社会の推進と考えが一致するもんだから)
高齢も障害も子供も困窮も
全部の相談にのれるところを作りましょう・・・
って話になっているようです。
https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000512110.pdf
上のリンクはちょっと前のものなんですが
一度眺めてみてください。
国の考え方がよく分かります。
しかし
これはうまくいくのだろうか?
また、誤解を恐れずにいますが
「断らない相談」
というのは、最後まで相談に付き合うということではなく
次の担当する部署や機関、担当者につないでいくということで
相談窓口の人が最後まで付き合うということではありません。
結局は高齢者ならケアマネ
障がい者なら計画相談
子どもなら子育て広場
困窮なら自立相談につないでいくことになるでしょう。
また
後の方のページを見ていただくと分かりますが
地域の住民が自ら課題を見つけて
それを解決するためのサービスを自分たちでつくる
なんてことが書かれています。
今の総合事業さえ満足にできないのに
何を言ってるんだ?
と、あきれてしまいます。
地域の住人から相談を受けることは
しょっちゅうあります。
「あの人心配なんだ。」
「なんだか困っているみたいだけど
私たちはどうしていいか分からないから。」
皆さん、いろんなことを気にしてくれます。
が
サービスを自分たちで作るのができるのは
ほんの一つまみの人達だけです。
国は
「そこに専門職が関わったらいい。」
って言いますが
そんな専門職、どれだけ人数が必要だと思ってますか?
今の仕事でいっぱいいっぱいの事業所に
これ以上仕事を押し付けるな!
と、言いたい。
耳触りのいい言葉で
人をだましにかかるのはやめてください。
そんなふうに私は思っちゃいます。
皆さんはどう思いますか?
では、少し天気は下り坂のようです。
今日も前向きに行きましょう!