おはようございます。
さて、アセスメントの続きです。
本人の事を聞いて、見て、記録するのはもちろんですが
住環境、家族関係、使えるお金
近隣の住人との関係なども同じように確認していきます。
先週の例は
「歩行しにくいのにトイレに頻繁に行く」
でしたね。
その例で住環境を確認するとすれば
トイレまでの移動動線上に段差がたくさんあるから歩行しにくいのか?
もし、そうだとすれば
段差解消や手すりの取り付けなどの住宅改修をしますか?
間に部屋があって戸を開け放せば
移動距離が短くなるとすれば?
歩行しにくいと言っても
どんなふうにしにくいのか。
躓くのか、転倒しそうになるのか。
どこに躓くのか。
そこには何があるから躓くのか。
家族関係や隣人との関係などは
少々聞きにくいことがあるかもしれません。
家族関係が良好で
介護にも積極的に関わってくれるところばかりではありません。
同じ家に住んでいても、まったく顔を合わさない
口もきかない家族もいます。
そんな家族に
「同居してるから、家にいるときに手伝ってもらえるよね。」
って考えて、インフォーマルで
「トイレまでの歩行介助」
なんて、ケアプランに書いたら、してくれるでしょうか?
お金の話しも切り出しにくいものです。
収入が少なく、預貯金もない人は
いくらいいサービスを勧めても、利用できないのです。
それでも、足りないお金を、家族が出してくれるというところもあります。
いきなり
「あなたの年金はいくらですか?」
とは、聞きにくいと思いますし
こんな聞き方をしてたら、怒らせてしまうでしょう。
何でも聞き方です。
直接年金額を聞くのではなく
サービスを利用するとすれば、どの程度までなら負担できるのか
そんな間接的な聞き方をしていきましょう。
「え~、そんなにたくさん聞けない。」
という人。
大丈夫です。
先週も書きましたよね。
1回でアセスメントを仕上げようと思わないでください。
初回ですべて聞き取ることはできません。
利用者も初対面の人にすべて話したりしません。
良好な関係を築きながら、徐々に聞き取りをしていきましょう。
では、月曜日です。
今週も元気にいきましょう!