おはようございます。
先日、知り合いの方から
「○○があれば便利かなと思うんだけど
介護保険ってどうやって使うの?」
と質問がありました。
まず、大前提ですが
あれば便利で、介護保険は使うものではありません!(笑)
その方にも、そこは違うとお伝えして
いろいろとお話を伺うと
便利っていう状態ではなく、必要な状況の方。
なら、介護保険を使った方がいい。
介護保険を使うためには
介護保険を申請して
認定調査を受けないと利用できませんね。
申請をしてから、認定調査を受けて
認定結果が出るまで
通常30日ほどかかります。
その結果をみてから利用し始める方が多いのですが
どうしても急ぐ、早く利用したいという方もいます。
今回の方も、急いだほうがいい感じの方。
そんな時は暫定での利用をお勧めしています。
ただし
要介護度が分からない中、サービスを利用するので
もしかすると、介護保険の限度額を超えてしまって
その部分が10割の自己負担になるかも・・・
という、リスクは背負うことになります。
それだけでなく
最近は負担割合証の確認も必要です。
負担割合証をもっていない方も多いので
急ぐ場合は直接介護保険課に電話して聞いてみるのも一つの手ですね。
また、申請時にさかのぼって利用はできるのですが
認定調査をうけないまま
不幸にもお亡くなりになるなどした場合は
全額自己負担となってしまいます。
こういった説明なしに利用を始めてしまい
後になってあれこれ言っても
「先に言ってくれなかった!」
と、トラブルになる場合もあります。
いつも言っていることですが
「初めに言えば説明
後から言えば言い訳。」
きちんと最初の段階で
メリットとデメリット、リスクについて
十分に説明をしておきましょう。
そのうえで
要介護1として暫定のケアプランを作成します。
要介護3くらい出そうだなと思っても
軽い方の介護度で作っておいた方が
自己負担が出てくる可能性は低くなります。
そのあたりも
初めにきちんと説明しておきましょう。
利用者さんにとっては初めて使う制度です。
説明を一回聞いたくらいでは理解は難しいのです。
言った言わないでトラブルにならないように
何度も説明したり、図に書いて見せたりしましょう。
それが後々自分のために生きてきますよ。
では、今日も張り切っていきましょう!