おはようございます。
今週の相談は
「サービスを利用していないが、要支援の認定は受けていた。
3月末で認定が切れるため、更新申請中だが認定調査は受けていない。
本人の状態が悪くなり、起き上がりもできない状態になっている。
急いで介護保険のサービスを利用したいが、どうすればいいか?」
ここですでに行っている更新申請には、状態が変わる前の意見書が使われています。
認定調査の内容は、調査を行った時の状態で記入します。
そうするとどうなるかというと
「意見書と調査時の状況が違う」
ということで
「不整合」
が出ます。
今は認定調査は専門の調査員が行うので、一般のケアマネはこの不整合を指摘されたという経験はないでしょう。
昔は調査結果を送った後に保険者から
「意見書にはこう書いてあるのに、調査票に書かれている内容が一致していない。
どちらが正しいのか?」
という問い合わせがあったりして、とてもドキドキしました。
不整合を指摘されるのは仕方ないとして、内容が一致していないと正しい介護度が出てきにくくなります。
そうすると、使いたいサービスが使えないという状況になるかもしれません。
もう一つ
この相談者は
「月末までに、介護保険のサービスが使いたい。」
という希望があります。
状態も悪いので多めのサービスが必要かと思われますが
月末までは要支援の認定なので、要支援の範囲内でしか利用することができません。
しかし、変更申請を行えば、申請日から暫定のケアプランを作って
要介護と見込んだサービスを利用することができます。
以上の2つの理由から
主治医に診察をしてもらい
今の状態で意見書を作成してもらい
変更申請と居宅の届け出を同時に行います。
この一連の流れを、超特急で行いましょう!
そして、暫定ケアプランを作成して、使いたいサービスが利用できるようにしましょう。
手間はかかりますが、そうしないことには希望のサービスが利用できないと思われます。
利用者や家族、もちろん主治医にも、丁寧に説明しましょう。
では、今日も張り切っていきましょう!