おはようございます。
最近の特殊詐欺は
先に高齢者に電話をかけて資産状況を調査する
「アポ電」
が有名になってきていますが
その聞き取り方が進化(?)しているようです。
先日このアポ電がかかってきた後に強盗に入られ
殺されてしまった女性のニュースが出て
それ以降アポ電に注意する人が増えています。
だからか、用心されないようなアポ電で
巧みに高齢者が一人で住んでいるのか
資産がどのくらいあるのか聞きだすシナリオと変化しているようです。
ちょうどテレビで話していたのは
NHKの職員を名乗り
実際にローカルで放送されている番組名を出して
「○○で今度放送される内容の調査です。」
と言って信用させる。
その後
「県内で高齢者の独り暮らしが○○%と出ていましたが
○○さまはお一人暮らしでお間違えなかったでしょうか?」
(なんか変な日本語よね~)
そう聞かれると
はいかいいえで答えるようになりますよね。
要するに家族がいるかいないか確認してるってことですよね。
その後
「普段のお買い物もお一人でされているのでしょうか?」
などと続き
頻繁に来る家族がいるかいないかを確認されていきます。
で、最後に
「それでは最後の質問になります。
県内の平均預金額が600万と出ていますが
これは金額をお聞きするわけにはまいりませんので
600より上か下かでお答えください。」
って。
うまいね~~!!
詐欺師だけど感心するわ。
それまでも、「はい」か「いいえ」で答えられるような質問の仕方にして
相手が答えやすくしてるし
簡単だけど自分たちが知りたい質問を初めのほうにもってきて
高齢者の気持ちのハードルを低くしておいて
最後に資産という一番聞きたい質問を持ってくる。
その答えも「上」か「下」で
簡単に答えられるし
今までの質問と同じ二者択一なので
深く考えることなくつい答えてしまうように組み立てている。
まあ、見事と言うかなんというか。
しかし
こんなこと考えられるんだったらさ~
人の役にたつ他のことに使ったらどうなんよ。
つぎつぎと新しい手口を考えてくる詐欺には
「私だけは大丈夫」
なんて考えないで
すぐに電話に出ないで留守電にしておくとか
自衛手段をとっておきましょう。
では、ゴールデンウィークもあと3日
しっかり楽しんでください!