studiographicさんによる写真ACからの写真
おはようございます。
「私」
という人を
「私」
だと、証明できますか?
「はぁ?」
と、思われるかも知れませんね。
禅問答みたいな質問になってしまいましたが
上の「私」は、ここを読んでくださっている皆さんのこと。
皆さんは自分自身のことを
「私だ!」と証明できますか?
「いやいや、私は私やし。」
そう思うでしょ?
でもね、その証明ってどうやってますか?
私は、自分の運転免許証を出します。
顔写真のついたもので、生年月日や住所氏名が書いてあるもの。
これは1通出せば事足ります。
一番簡単なので、いつもこれで証明しています。
他に顔写真がついている
パスポートやマイナンバーカードなどは
1枚で事足りるので簡単ですよね。
でも、もし運転免許証など
顔写真が付いた証明書を持っていない高齢者なら
後期高齢者医療受給者証
介護保険証
マイナンバーの通知カード
などを「2つ」出してもらっています。
これで、皆さん
「これは私だ!」
と、証明しているのです。
なんでこんなことを言うのかというと
実は先日、身分証明をするのにとっても苦労した相談者がいたんです。
住民票は取れたんだけど
顔写真がついていないのでもう1つ何か証明書が必要だったんですが
それが、何もなかったんです。
昔
と言っても、つい30年くらい前は
近所の人とはみな顔見知りで
そんな証明書を出さなくても
「あ、〇〇さん家の〇〇ちゃんやな~。」
って、誰かが知っててくれたんですね。
でも、今は顔見知りの近所の人が営んでるビデオ屋に
借りに行っても、身分証明書の提示を求められます。
「私」を証明できないと
「お隣さんで顔見知りだからいいじゃない。」
というわけにはいかなくなってるんですね。
昔はよかったなんて話ではありません。
身分証明ができるものを手に入れるためには
健康保険や介護保険など
社会保障のための税金を払わないといけなかったり
運転免許証を取得するなど
社会と何らかのかかわりを持っていないといけません。
昨日までの意思決定支援の続きとしては
ちょっと話が飛躍しすぎてるかも知れません。
が
人が生きていくためには誰かとのかかわりや
行政や福祉のかかわり
経済活動とのかかわりも必要なんです。
そして
一番肝心なのは
正しい情報にアクセスできるようにしておくことなんです。
大勢の人と関われというのではありません。
社会の一員として何らかの接点をもち
正しい情報を手に入れられるようにしておきましょう。
私が私であることを証明できるように。
では、金曜日です。
後1日、頑張っていきましょう!