おはようございます。
先日、担当している被後見人と一緒に納骨をしてきました。
被後見人の兄弟のお骨です。
実家の方にお墓はあるそうなんですが
遠方で被後見人が行くことができないため
近くのお寺で永代供養してもらうことにしました。
当日迎えに行くと布団で横になっていて
「今日はしんどいから寝てた。」
とのこと。
「今日は納骨する日だよ。」
と伝えても
「え~、困ったな~。」
体調が悪いわけではないようなので着替えをしてもらい
一緒にお寺へお骨を持っていきました。
納骨は被後見人の希望だったのですが、やっぱり、すっかり忘れてます。
「しゃあないな。」
と思いつつ、約束の時間にお寺へ。
お墓ではなく合同廟の壁に小さい箱がたくさんあり
そのうちの一つを購入してお骨をおさめます。
ご住職が仏さんの名前や生年月日、亡くなった日を聞いてくれます。
「施設とかには入ってなかったの?」
と聞かれて
「ええ、年とっとったけど最後まで家で面倒見ておったんや。」
「・・・・。」
まあ、ええわ。
そういうことにしとこう。
費用もおさめて、お経を読んでもらい、お焼香をします。
「やっぱり寂しいなったな。」
という被後見人に住職が
「これから20年くらいたって、あなたが無くなったら私がお経あげてあげるから。
お骨はこの兄弟のところに入れるようにするからね。」
被後見人にも子供がいないため、亡くなった後の墓守をしてくれる人がいません。
このお墓は年間の費用を先払いもできるので
33回忌までの費用を払っておく人もいるとのこと。
それが終わったら箱のない棚だけのところへお骨を移し
そこで永代供養してくれるんだそうです。
お経を読んでもらっている間
「私のお骨もここがいいかな~。」
なんて考えてました。
一人暮らしで身寄りのない高齢者が増えています。
身寄りがいてもみんな自分の生活がいっぱいいっぱいで
関わってくれないこともあります。
これからこういった形態のお墓も増えるんだろうなと思いました。
自分の先行きをみつめつつ、終活もしなくちゃ。
時代は変わっていっています。
自分の行く先は自分で考えようね。
では、土曜日です。
良い休日をお過ごしください!