himawariinさんによる写真ACからの写真
おはようございます。
先日、あるお医者様と成年後見制度の話をしていました。
この先生はどちらかというと成年後見制度には辛口のコメントをされる方です。
今回も
「先生は制度に反対ですもんね~。」
というと
「いや、反対というわけではないんだよ。
それだけではダメなんじゃないかと思ってるんだ。」
とのこと。
どういうことかというと
認知症になったから成年後見制度。
それですべて解決ではないでしょう?
ということ。
私もその意見には大賛成です。
成年後見制度の利用は
すでに判断力が低下している状態から始まります。
家族などなじみの人が後見人等になってくれるといいのですが
親族がいない、関係性が悪いなどの理由で
専門職が後見人になるケースも多々あります。
本人の判断力や認知能力が低下しているため
こんな生活を送ってきた
今後はこういうふうに生活したい
など、本人の意思を確認することが難しく
その上に後見人が初めて会う人となると・・・。
想像してみてください。
あなたならどうでしょうか。
認知機能云々に関わらず、初めてあった人に
自分の気持ち、思いなどを話したりしませんよね。
私は認知機能が下がる前に
というか、本当に元気なうちに
自分の好きな人、信頼できる人に
任意後見人になってもらう。
そういうやり方のほうが自分の思ったような暮らしを
最後まで続けられるのではないかと考えています。
例えば、私の好きなことはこれです。
海沿いの喫茶店で過ごすことが好きです。
図書館や美術館に行くことが好きです。
映画はコメディが好きです。
色は緑が好きです。
植物や動物が好きで、土いじりも大好きです。
雨は嫌いですが、雪は好きです。
嫌いなことや物はこれです。
大きな音や、にぎやかすぎる場所は嫌いです。
都会はたまに行くのはいいですが
用事が終わったらすぐに帰りたくなります。
長時間の車移動は苦手です。
襟の詰まった服は嫌いです。
湿度が高いとだるくなるので嫌です。
ちょっと思いつくだけでも
たくさん好きなものと嫌いなものがありますよね。
(あくまで例ですよ。)
そんなことを、大好きな、信頼できる人に知っていてもらう。
もし、自分が自分のしたいことを周りの人に伝えられなくなった時
自分の思いを代弁してくれる信頼できる人がいる。
そんな人がいるというだけで
ものすごく安心できると思いませんか?
そう簡単にできない・・・という気持ちも
分からないではありませんが
自分の望む暮らしは
自分で手に入れられるように
元気なうちから
信頼できる人に自分の思いを伝えていきましょう。
では、今日も暑そうですが
元気にいきましょう!