おはようございます。
先日、勉強会で熱く語っている社会福祉士さんがいました。
要約すると
「本人はできると言っても、どう考えてもできない人を
そのまま地域に一人放り出していいのか。
そういう人は本人がいらないと言っても
福祉の方からどんどん関わっていかないといけないのではないか。」
こんな感じでしょうかね。
で、私の方に
「福祉の現場の人は、こういう人を見かけたときにかわいそうだと思いませんか?」
って。
で、私ね、返事したんです。
「ぜんぜん。」
う~ん、その人の言いたいことも分かりますよ。
でも、かわいそうだとは思わない。
それって、上から目線じゃないかな~。
支援者が上位
支援される人が下位
その人は意識してないのかも知れないけど
無意識のうちに支援者の意見が正しいって思いこんでないかな~って。
昔からこのメルマガ読んでくれてる人は
私がしょっちゅう
「優しい虐待」
って言葉を使ってたのを覚えてない?
あの人は要介護認定を受けてて、認知症だから
体が不自由だからかわいそうな人。
私が何とか助けてあげなくちゃ。
ほんとに善意でやってることだと思うんだけど
善意であるからこそ気を付けないと、相手の意に反した支援を押し付けてしまう。
これって、いいのかな?
人によって価値観は違う。
それはその人が暮らしてきた環境もあるだろうし
知らないってこともあるかもしれない。
世間一般的に見て愚かなことであっても
本人にとっては大事なことってあると思う。
ただ
困るだろうってわかってるのに、ほったらかしにするのも違うかなと思う。
ほんとに必要とされたとき手を出せるように
本人が「あの時言ってた話、もう一回聞かせてほしい。」
って言って来るまで
つかず離れず
本人に必要と思われる情報を提供しながら
周りの人たちとゆるいネットワークを組みながら
見守っていけるようにしたいと思う。
本人が「自分で決められる」ように。
あなたは、どう思いますか?
では、今日も元気にいきましょう!