おはようございます。
先日、こんな相談を受けました。
「病院から退院するときにPTからたくさん手すりを付けるように言われたが
私はそこまで必要ないと思った。」
ふんふん
ちゃんとアセスメントしてそう判断したんならいいんじゃないの?
「でも、そういってまた家の中で転んで怪我したり
最悪命に係わるようなことになったら、どうしようと心配で
結局必要のない手すりを付けることに同意してしまう。」
そうかぁ
分かるなぁ、その気持ち。
心配だよね。
自分がいらないよなんて言って
その後に転倒したら、私のせい?って思うもんね。
でも
乱暴な言い方に聞こえるかもしれないけど
人が事故にあうのは、室内
それも自宅内が一番多いんですよね。
どこに居ても事故にあうし
どこに居ても、何をしてても、してなくても
亡くなる可能性はあるんですよ。
私の身内はもみすりをしているとき
納屋の階段から転げ落ちて亡くなりました。
親戚のおばさんは、寝ていて布団の中で亡くなっていました。
隣に叔父さんが寝ていましたが、全く気が付きませんでした。
知り合いは、つい先日
出かける前にトイレに行くと言って入ったきり
30分後に「あれ?」と気が付いた家族がのぞきに行ったら亡くなっていました。
昼食後のコーヒーを出しに行ったら亡くなっていた。
ヘルパーが訪問したらトイレで倒れて亡くなっていた。
お風呂の中で・・・などなど。
数え上げればきりがありません。
昔から、長患いせずにぽっくり死ねますようにって
ぽっくり地蔵にお参りする人多いですよね。
上にあげた亡くなり方って
みんなが望んでる「ぽっくり」逝くってやつなんじゃないの?
でも、病院から戻ってきて
その後に何か事故があったり、亡くなったりすると
あれこれ言いだす家族が多いのも事実。
きっと突然のことで悲しくて
誰かのせいにしたいのかもしれませんね。
でもね
ほんとに乱暴な言い方なんだけど
人っていつかは亡くなるし
歳をとったり、病気になったりするとけがをする確率も高くなるんですよ。
それは誰のせいでもないです。
自然の摂理なんです。
た・だ・し!
ケアマネとして、介護関係者として
室内の環境を整えたり
家族の介護力や本人のできることを見極めたり
身体機能や認知機能が今以上低下しないような
できれば向上するような支援、かかわり方
ケアプランの作成と実行はしていかないといけない。
そこについての、根拠のあるアセスメントとプラン作成
関係機関との連携と、本人や家族への説明と同意があるかどうか
だと思います。
みんなで連携しながら支援していけるように努力しましょう。
では、金曜日です。
後1日頑張りましょう!