おはようございます。
先週23日に介護給付費分科会が開催されました。
その内容が新聞にも出ていました。
以前からこうなるだろうって言われてたので
「やっぱり!」
としか言いようがないんですが…。
資料を読んでもらうともっとよくわかります。
資料にも書いているように、キーワードは「自立」
毎回ここでも
「漫然とサービスを使い続けることはやめましょう。」
と書いていると思います。
今度の改定ではその考え方をもっとはっきりと打ち出し
介護度が改善されたり、日常生活動作が改善されるように
努力した事業所にはインセンティブを与え
(報酬が増える)
反対に漫然とサービスを提供し続ける事業所の報酬単価は引き下げる方針です。
ただし、資料にもあるように「自立」の概念をどう考えるかによって
今後の方向性は大きく変わってくるのではないでしょうか。
介護度のみを評価基準にすれば
「介護度の改善が見込めない人は受けない」
というような事業所が出てくるかもしれません。
また、無理やりに身体的なリハビリを実施するなど
利用者の意向を無視した支援が行われるかもしれません。
介護保険は確かに自立を支援するための保険です。
でも、介護の社会化も目的だったはず。
家族が担ってきた介護をみんなで負担しましょう
という考えもあったはずです。
リハビリをして身体機能が上がったり
生活機能が向上するのはもちろんいいことです。
でもそれだけではなく、自宅での生活を続けるために
介護している家族が休む時間が必要だったり
利用者がリラックスして過ごせる場というのも必要です。
長時間利用するデイサービスではレクリエーションの時間をしっかり取ります。
そこで笑ったり、他の利用者と話をしたりすることで
認知機能が上がったり、意欲が向上することがあります。
物事の一面だけで評価をせずに、総合的に見てもらいたいものですが…。
今回の介護給付費分科会の資料も
今後の方向性がよくわかるものなので
時間をとって読んでおきましょう。
では、月曜日です。
今週も元気にいきましょう!