若い人の社会保障

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おはようございます。

 

毎日いろんな相談が来るんですが

先日は仕事をしている年代の人からでした。

 

年齢は50歳代。

事情があってお一人暮らしです。

仕事にはついていて何の支障もなかったのですが

体調が悪くて病院へ行ったところ癌の末期と言われたそうです。

 

それからさまざまな治療をためし役1年近く

幸いにもオプチーボが効いたようで小康状態。

今後放射線治療もおこなう予定とのこと。

 

会社は休ませてもらっているので給料としては収入がありません。

傷病手当と高額療養費で戻ったお金

その他保険などを解約したお金で生活しているそうです。

 

しかし

会社で雇い続けてもらうのも限界に近づいていて

そろそろ退職しなくてはいけないとのこと。

今後の生活が不安で

何かいい方法がないかとの相談でした。

 

若い世代の人が癌など大きな病気になるのは

精神的にも経済的にも大変なことだと思います。

同居の家族が仕事をしていれば

生活費などは何とかなるかもしれません。

それでも治療費はいったん払わないといけないので

その負担が大きいという話しはよく聞きます。

 

一人で生活している人は

もっと困ることが出てくるでしょう。

 

今回の相談も経済的な部分の不安が大きい人でした。

こういった場合大きな病院についていることが多いでしょう。

そういうところはMSW(メディカルソーシャルワーカー)がいて

いろんな相談に乗ってくれます。

 

私の方からはMSWとしっかり相談するようにとお伝えしながら

どういうふうに相談すればいいのか分からない人に

相談のポイントをお伝えします。

 

癌で生活に支障が出ているのであれば

障害者年金の対象者にならないのか聞くこと。

(これは個別性が強いので医師に相談してもらわないといけません。)

 

また、ちょうど今の時期

昨年の医療費について確定申告をすること。

 

そして

今後仕事を辞めた後は生活保護の申請も検討しておくこと

などをお伝えしました。

 

生活保護を申請するのをためらう人もいますが

今回のようなケースの場合

たくわえがあってもすぐにそこをついてしまいます。

生活保護を受けると医療費はかからなくなりますので

安心して病気の治療や療養ができます。

しっかり治療をして元気になればまた仕事に行けばいいのです。

 

若い人のための社会保障は少ないです。

心配だからとたくさんの保険に入ることもできません。

いろんなところに相談して

つかえるものをフルに活用していきましょう。

 

では、月曜日です。

今週も元気にいきましょう!

 

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