kphotoさんによる写真ACからの写真
- おはようございます。
昨日の薬物依存(アルコール中毒)の続きなんですが
高齢者の中にアルコール中毒
そこまで至ってなくても依存症の人って
かなりな人数いるんですよね。
高齢者だけじゃなくて
若い人にもたくさんいるから
気が付かないだけで
周りでアルコールの問題で悩んでる人
いっぱいいると思います。
でね
アルコール中毒を治すというか、立ちなおるの
昨日も書いたように精神論だけじゃどうにもならないんですよ。
まずは病気だと言うことをしっかり認識しましょう。
(私はまだ違うと思ってるけど・・・)
これは、本人はもちろんですが
家族にも病気だと言うことをわかってもらう必要があります。
病気だと思わずに
「しっかりしなさい」
とか
「家族がなんとかしなくちゃ」
と思ってしまうと、かえって状態が悪くなったり
治療の効果が出なくなることがあります。
私がよく出会ったのは
かわいそうだからと言って
本人にお酒を勧めて飲ませる家族でした。
わざわざ本人に代わって買い物に行き
お酒を買い与えていました。
前にも書いたかもしれませんが
こういった家族をイネイブラーといいます。
一生懸命面倒を見ている家族には悪いのですが
お互いに依存している状態なんです。
「私が面倒みなきゃ」
「見捨てられない」
「こんなふうになったのは私がしっかりしてないから。」
いえいえ
そんなことはありません。
あくまでアルコールを飲むのは本人の問題。
家族は関係ないんです。
その関係性を切り離すところから
回復の一歩が始まるんです。
ケアマネとして、そんな世帯に出会ったら
頑張ってる家族に
「あなたのせいではないよ。」
と伝えてあげて下さい。
苦しんでる本人には
「頑張ってるね。
でも精神論だけでは回復するの難しいから
病院に行って治療しよう。」
と言ってあげて下さい。
アルコール中毒が長期にわたってくると
脳が委縮して認知症になったり
歩行が不安定になったりします。
アルコールの摂取量と年数は
高齢になってからの認知症の出現率と比例するそうです。
合法的に飲める(摂取できる)アルコールですが
薬物なんだということをしっかり認識してお付き合いしていきましょう。
(まあ、分かってるけど・・・、私も注意する。)
では、忘年会シーズンです。
楽しい雰囲気を壊さないように
飲酒量はほどほどにしておきましょう!