認定調査2

投稿日:
チョコラテさん による写真ACからの写真

 

おはようございます。


認定調査についてです。

昨日も書いたように
介護保険が始まったころのケアマネは
認定調査も行っていたんですよね~。

なかなか大変でしたが
どのような状態なら
どのくらいの介護度になるかなど
とても勉強になりました。

要介護認定は介護保険が始まる前に
施設に入所している人にかかる介護の手間を
時間で計測して出来上がったものです。

なので

認知症が重度でも
介護に手間がかからなければ
介護度が低く出る
という結果になるんですね。

よく

「こんなに認知症が重度なんだから
介護度が重く出るはず。
出ないのは認定調査員がちゃんと見てくれていないからだ!」
と、怒る方がいますが
実際に介護している時間が基準になるので
歩けて、ご飯が食べられて
トイレまで誘導できれば自分で排泄ができて
というような方は
介護度が低く出るという結果になってしまうんです。

同じように
一人暮らしをしている人は
実際に介護を受けていないので
本人が困っていても、不自由でも
何とか頑張って生活できていれば
介護度は低く出てしまいます。

反対に

そんなに生活に支障は感じていないけれど
家族と同居してるがゆえに
あれこれ世話を焼いてもらっていれば
介護の手間がかかっているということで
介護度は高く出ます。

なんだか矛盾を感じるかもしれませんが
介護にどんな手間を、どのくらいかけているのか?
を、判定しているのが要介護認定
それを理解してもらえれば
納得がいくのではないでしょうか。

ケアマネやそのほかの介護職を始めた時に
利用者に肩入れするあまり
「こんな介護度はおかしいよね!」
なんて思いがちになります。

一歩引いて
要介護認定とはどういうものか?
ということを理解して
利用者や家族から聞かれたときに
きちんと説明できるようにしておきましょう。


では、天気が悪いですが
今日も前向きにいきましょう!

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