muon-ashさんによる写真ACからの写真
おはようございます。
あるケアマネさんから相談がありました。
「在宅型の住宅に入れたんだけれども
そこは施設もついているところで
ケアマネの知らないうちに
利用者や家族に施設の職員が話に行って
施設入所の同意を取り付けている。」
「こんなことっていいの?」
在宅型の高齢者住宅を住まいに選ぶとき
ケアマネはその人がまだまだ自分でやれるところが多く
ほんの少し周りの手助けがあれば
在宅生活が可能だと考えています。
当然、入居の前にはその担当者とも話をして
本人にも会ってもらい
「この人ならお引き受けします。」
という約束を取り付けています。
なのに
入居した途端
「こんな人とんでもない!」
と、言い始めるんだそうです。
私も片方だけの言い分しか聞いていないので
あまり、相手を一方的に責めるのは・・・と思いますが
それでも、この対応はおかしいと感じます。
あくまで想像ですが
施設経営のために空きが出ると困る。
じゃあ、在宅型の住宅の人をこちらにまわして・・・。
なんて、考えてるんじゃないだろうか。
そんな意地悪なことも考えたりします。
でね
「どうしたらいいの?」
と、聞かれたので
まずは、その利用者や家族が
今後どのような生活を送りたいかを
しっかり、聞き取りしておきましょうということ。
ようするにACPです。
ただし、利用者の状態からACPで聞き取ったことが
可能か不可能か判断しないといけませんね。
利用者本人の希望とアセスメントによる分析で
在宅扱いの住宅で生活が可能と判断できるのであれば
あらかじめ利用者や家族に
「もしかするとすぐに施設になんて言われるかもしれない。
でも、私は総合的にみて、ほんのちょっとの手助けがあれば
まだまだ在宅扱いの住宅で生活できると思う。
だから、自信をもって『今はいい』と返事してください。」
と、伝えておいてください。
そこで言うのも「今はいい」であって
将来必要になるかもしれない。
その時はお願いしますでいいんですよ。
なぜ、その住宅を選んだのか。
何のために選んだのか。
どこまでそこで頑張るのか。
しっかり利用者や家族に説明できれば
施設の言うことに負けて
意思に反して入所を選ぶなんてことは
なくなるんじゃないかと思いますよ。
では、今日も口角を上げていきましょう!