おはようございます。
もともとが歯科衛生士ということもあり、
時々、摂食嚥下などについて書いていますが、
香川県内、どこに摂食嚥下の治療や訓練をしてくれる歯科医院がありますか?
という問い合わせをいただくことがあります。
実はこんなサイトがあるんです。
摂食嚥下関連医療資源マップ
https://www.swallowing.link/pref/kagawa
これを見ていただくと分かりますが、
嚥下訓練をしてくれるところはある程度ありますが、
VEと言われる嚥下内視鏡検査や、
VFと言われる嚥下造影検査をしてくれる病院は限られています。
それでも、探せば香川県内でも何件かありますので、
飲み込めなくなったら鼻腔栄養か胃ろうしかない、
高齢者だから仕方ない、
と、即あきらめるのではなく、
検査や訓練をして「口から食べる」をあきらめないようにしましょう。
口から食べる人は長生き
これは、実感としてあります。
多分ほかの方も同じように感じているのではないでしょうか。
食べるということは、
目の前にあるものを美味しそうと思う、
そこから唾液が出てきて、食べたいという欲求がわき、
食べる動作につながっていきます。
人間は食べないと生きられません。
すなわち、食べたいと思うことは、
生きるための意欲につながるのです。
食べたいと思って、食べることができる。
いつまでも食欲があり、実際に食べられる人は、
胃腸が丈夫な気がします。
たくさん食べるし、お腹を壊すことも少ない。
栄養も大事
実は口から食べても、ドロドロのミキサー食では、
栄養面で問題があります。
栄養が固形で食べるときの半分以下になるそうです。
堅いものを食べさせろと言っているのではなく、
できるだけそのままの形で提供できれば、
見た目からも食べる意欲がわきますし、
栄養的にも高くなってきます。
だから、「口から食べる」ことをあきらめず、
検査をして回復可能であれば、
嚥下訓練をしていきましょう。
いつまでも、おいしく物が食べられるように!
では、今日も前向きにいきましょう!