おはようございます。
少し前に、珍しく銀行の窓口に行ってたんです。
日中は仕事してるので、銀行窓口に行けることはほとんどないのですが
たまたま休みの時に座ってたんですよ。
ボ~ッとしながら周りを眺めてたら
なんか窓口でもめてる。
見れば70代とおぼしき女性と
窓口の女性行員が押し問答。
高齢女性
「私がいいって言ってるんだから、いいじゃないの。
なぜできないの?」
女性行員
「いえ、そういうことではなくて
現金でお出しすることはできないんです。」
ありゃ~、特殊詐欺に騙されてるんか?
まあ、口出すことではないし
でも、声聞こえるし…。
どうやら、この女性、定期預金を解約して
家族ではない知り合いの人にお金を渡すので
現金で持って帰りたいと訴えている様子。
銀行の窓口では、特殊詐欺対応のために
まとまったお金を現金で持って帰るという人には
何に使うのか、誰に渡すのかなどを聞くようにしています。
それで、その女性にも聞いたところ
家族ではない知り合いに渡すということなので
金額も高額だし、窓口で出金を止められたってことらしい。
まあ、怪しまれますよね。
普通の感覚なら。
でも、ご本人は
「自分がいいと言ってるんだから。
どうすれば出してくれるの?
相手を連れてくればいいの?」
なんて言ってます。
携帯電話でその相手らしい人に連絡して
「ちょっと来てくれる?」
って。
え?そばにいるの?
って思ったら、なんと車で銀行まで送ってきてたらしく
すぐに中に入ってきた。
まあ、どんな人だったかはご想像にお任せしますが…。
数年前より香川県警の指導で
金融機関では「預手プラン」っていうのをやってます。
数百万単位の預金を下ろしに来た高齢者に対して
行員が現金ではなく預金小切手(預手)での引き渡しを勧めるんです。
で、不審点があれば警察に通報するというもの。
預金を引き出しに来た高齢者にとっては
しつこくいろいろ聞かれるので、とっても評判の悪いプランですけど
でも、結構効果は出てるんですよ。
今回の人がそうだったのかどうかは分かりませんが
いやな顔されてもしつこく質問してる窓口の行員に
「頑張れよ~~。」
って、ひそかにエールを送ってました。
では、今日は土曜日です。
良い休日をお過ごしください!