障害者総合支援法の改正

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おはようございます。

 

来年の4月には医療と介護の同時改改正ですが

障害者総合支援法も同時に改正されます。

 

でも

「介護保険の改正ほどは知らない。」

という人がほとんどじゃないでしょうか。

 

実は障害福祉にかかわっている人に聞いても

「いろいろと情報は出てるんですが、その中身については分からないことばっかりなんです。」

と言われました。

 

ただし、方向性、新規のサービスについての大枠は出ているので確認してみましょう。

下記URLから制度改正の概要が見られます。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000128863.pdf

 

介護保険制度改正でも出てくるのが

「地域共生」の考え方。

 

それをキーワードに考えていくと

なんとなく理解できるのではないでしょうか。

どのサービスを見ても、住み慣れた地域で暮らし続けられるように考えて作っているようです。

 

私が気になるのは「自立生活援助」と「就労定着支援」の創設。

 

今まで一人暮らしを希望しても

なかなかアパートが決まらないってことがありました。

また、せっかくアパートを借りて一人暮らしを始めても

きちんと家賃が払えない

ごみを決められた日に決められたように出せない

薬の飲み忘れなどがあって体調が悪くなる

など、問題が出てくることがありました。

 

それによって、せっかく一人暮らしを始めたのに体調をくずして入院になったり

大家さんや近隣の住人とトラブルになることも…。

 

新規に創設する「自立生活援助」では定期的に居宅を訪問して

上のようなトラブルがないか確認して

必要なアドバイスをしたり、医療機関に連絡をするようです。

 

また、定期の訪問だけでなく、必要なときはメールや電話で相談を受けるとのこと。

 

こういうサービスがあると、障害のある人だけでなく

アパートを貸している大家さんなど、周りで支援する人も安心できますよね。

地域生活に移行するためには絶対必要なサービスだと思います。

 

今からとても期待しているんですが

この「自立生活援助」や、同時に創設される「就労定着支援」

どこの誰がどんなことをするのか、細かいところが決まっていません。

 

 

決まってくるのはきっとぎりぎりの時期だと思いますが

ときどき厚労省のHPなどで確認しておきましょう。

 

では、月曜日です。

今週も元気にいきましょう!