おはようございます。
寒くなってくるとノロウィルスなど食中毒のニュースが出てきます。
ちょっと前には
年末に地域の行事で行なう餅つき大会が、食中毒対策で中止になったり
機械でついた餅を配るように変更されたり
っていうニュースを聞いて、過剰に反応しすぎでは?と、思っていました。
ところが、ノロウィルスなどによる感染性胃腸炎の患者が、例年より多い状態が続いていて、兵庫県と大阪府では警報レベルを超えているそうです。
おまけに遺伝子が変異したウイルスが検出されているのだとか。
普通は何度かかかったことがある人なら、免疫が出来てかかりにくくなりますが
遺伝子が変異しているので、そんな人でも感染しやすくなってしまうのだそうです。
その上、抗生物質に対して耐性ができてしまい、効かなくなっています。
なぜ耐性ができるのか?
以前は風邪をひいても抗生物質をもらってましたよね。
どうやら、そんなところに原因があるようです。
風邪に抗生物質は効果がないらしいのですが、どんな病気にも
「とりあえず抗生物質だしておきましょうか?」
と、やっちゃったので、抗生物質に耐性のある菌やウィルスが出来てしまったのだとか。
その他、出された薬を全部飲みきらないまま、調子が良くなったから
「もう飲まなくても大丈夫だろう」
と、自己判断で服薬を中止したり
反対に
「症状は治まってるけど、心配だからもう少し飲んでおこう」
と、長期間服用したりすることで、耐性ができるのだそうです。
その他、耐性菌よりも厄介な、超多剤耐性菌というのもあるそうで
それにかかってしまうと、有効な治療薬はほとんどないとのこと。
耐性菌などが出来るスピードはとてつもなく速いそうで
中途半端な服薬をすることで、どんどん薬の効かない菌などを増やしてしまいます。
そんな耐性菌などを増やさないためにも、初めから病気にならないようにするのが一番。
感染症予防の基本は、やはり「手洗い」
ノロにしてもインフルエンザにしても、これが基本。
しっかり睡眠をとって
栄養のバランスの良い食事をして
適度に運動をして
うがいや手洗いをして
風邪やインフルエンザ、食中毒などにかからないようにしましょう。
そして、人類の未来のためにも、薬は用法・用量を守って、きちんと飲みましょう。
訪問する高齢者や家族にも、きちん薬を飲むように伝えてくださいね!
では、今週も元気にいきましょう!