おはようございます。
ケアマネはいろんな施設へ行ったりするので、施設の情報はたくさん持っていると思います。
でも、「養護老人ホーム」とはあまり付き合いがないのではないでしょうか。
養護老人ホームは、老人福祉法を根拠に作られている施設です。
ですから市で管轄する部署は、介護保険課ではなく、長寿福祉課になっています。
この養護老人ホームって、どんなところかというと、居宅の扱いになります。
施設入所ではないということです。
わかりやすくまとめたサイトがあるので、一度見てくださいね。
http://www.minnanokaigo.com/guide/type/yourou/
基本的には
「65歳以上で収入が少なく、在宅での生活が難しい自立の人」
が入れます。
一般的には市に申請を出して、入居判定の審査が通れば入れます。
介護保険の申請が必要ない、行政の措置での入居となります。
これとは別に、養護老人ホームに一時的に入居する場合があります。
実は養護老人ホームにもショートステイがあります。
虐待にあっている高齢者を一時保護するためだったり、ホームレスの高齢者に一時的に住むところを提供するためにショートステイでの利用が可能です。
期間はだいたい1~2週間程度。
その間に施設入所を検討するなら介護保険の申請準備をしたり、一人暮らしが出来そうだったらアパートを探したりします。
しかし、しばしばこの1~2週間の間に問題が起こることがあります。
どんな問題かというと、緊急の一時保護なので、何の準備もなくショートに来ます。
衣類などは何とでもなりますが、医療情報が知らされていないことが多く、施設側はとても困る…ということになります。
ケアマネが養護老人ホームのショートステイを申し立てることは少ないと思いますが、もし利用しようと思うときは、できるだけ医療情報を集めて提供するように努めましょう。
安心して高齢者が過ごせるようにしましょう。
では、今日も笑顔でいきましょう!