おはようございます。
この間、万引き防止対策協議会に参加してきました。
香川大学に万引き防止の研究をしている大久保先生という人がいます。
その人の考えた万引き防止策が香川方式といって
大きな効果を出しているんです。
この対策協議会というのも
香川県警と大久保先生が一緒に行っていて
スーパーやドラッグストアの防犯担当者に来てもらっています。
今回私が呼ばれたのは、その集まった防犯担当者に
認知症サポーター養成研修を行うためでした。
冒頭、対策協議会の会長から挨拶がありましたが
近年の万引き検知件数は減少傾向にあったそうです。
ところが、今年度は少々増加気味とのこと。
昨年度は620件の万引きがあり
そのうち20歳までの若者は117件
65歳以上の高齢者は225件。
なんと、若者の認知件数の2倍です。
近年は高齢者の万引きが増加傾向にあり
警察も被害にあうスーパーなども対応に困っているとのこと。
万引きで捕まった高齢者がすべて認知症というわけではないですが
今回、認知症の高齢者を理解するために話をしてほしいということでした。
で、あまり深く考えない私は引き受けちゃったんですが
まあ、なんですわ
かた~い雰囲気のオッチャン率95%くらいだったので
何言っても笑ってくれない…。汗
最後ぐずぐずになりながらやりきってきましたが。
準備不足、練習不足を深く反省しました。
でも、後で何人かの店長さんが声をかけてくれて
実際に店舗では認知症と思われる人や
声をかけたことでトラブルになって困ることがある
なんて話をしてくれました。
そうですよね。
福祉、介護系の人は認知症の高齢者と頻繁に会うので
経験で対応ができる部分があります。
でも、一般の人でおじいちゃんおばあちゃんと一緒に住んでいない人は
認知症どころか高齢者のイメージがわかないと思います。
「僕らは分かりますよ。
でも、店舗の末端の従業員では対応が難しいんです。」
そうですよね。
人にもよりますが、全員に分かってもらおうと思うのは難しいかもしれません。
以前に認知症の人にやさしい街を目指す活動をしている市が
子どもに認知症サポーターになってもらおうとしたところ
「学校では知らない人にむやみに声をかけないように指導している。」
と反対されたという話を聞いたことがあります。
啓発活動も大切ですが
それぞれにいろんな考え方や事情があることも理解して
活動していかないといけないんだなと思いました。
では、今日も前向きにいきましょう!