おはようございます。
先日、介護施設の利用料を水増しして請求し、
利用者の家族から現金をだまし取ったとして、
ケアマネをしている40歳代の男性が詐欺で有罪になったそうです。
介護保険が始まった時に、
利用者の通帳やお金を盗んだケアマネとかいましたが、
何年たってもそういう輩はいなくならないものです。
倫理観
今年の4月から新規にケアマネをしている人もいると思いますが、
一人で高齢者宅を訪問するケアマネは、
ほかの職種と比べても高い倫理観を求められます。
中には認知症で一人暮らしの高齢者もいるわけで、
そこに一人で訪問するのですから、
人が見ている見ていないにかかわらず、
絶対に犯罪を犯さない、人を裏切らないという倫理観が必要になってくるんです。
いやいや、
そんなんあたり前やし、
そんなこと絶対にしないし・・・、
と、思うでしょうけど、
人間というのは弱い生き物です。
普段にはそんなこと考えもしないけど、
何か困りごとがあるときなど、
ふと魔がさすこともあるかもしれません。
余計なことはしない
ケアマネは利用者や家族の悩み事も聞くなど
家族ではないけど、非常に近いところにいる人なので、
信頼してあれこれ託されることもあります。
しかし
ケアマネの業務を超えた依頼は、
どれほどその利用者が困っていようと、
引き受けるべきではありません。
ここを勘違いして、
自分がやった方が早いからとか、
信頼して言われたんだから、私がしなくちゃ!
なんてやっていると、そのうちにこのくらいいいだろうになる、
ということもあります。
ケアマネは家族ではありませんので、
特に金銭に関するところは一線を引いておく必要があるんです。
困りごとは、それを解決してくれるところに、
きちんと引き継ぐということを第一にしましょう。
冷たく聞こえるかもしれませんが、
それが本人のためにも、ケアマネのためにも一番いい方法ですよ。
では、今日は休日の人も多いでしょうが、
頑張っていきましょう!