おはようございます。
先日気になる記事が出ていました。
「政府、ケアプラン作成にAIを活用 介護の効率化・負担軽減へ検討を開始」
http://www.joint-kaigo.com/article-2/pg37.html
どんな内容かというと
「ケアプランを作るのにケアマネが苦労しているみたいだから、人工知能に考えてもらいましょう。
そうすれば、時間が足りない、忙しいって言ってるケアマネも楽になるんじゃないの?
介護業界も医療業界も人手不足って言ってるけど、人工知能にやってもらったらそれも解消できるよ。
それにビッグデータで集めた情報から、必ずいい結果が出る組み合わせを導き出してケアプランにすれば、介護給付費も抑制できるし、いいことずくめじゃない?」
って、感じですね。
ビッグデータの活用は以前から言われていましたが、個人情報のこともありなかなか進んでいませんでした。
しかし、ここに来て現実味を帯びた話になりつつあります。
ケアマネのケアプラン料についても、自己負担の導入についての検討がされています。
それだけでも大変なことだと思うのですが、その上にAIでケアプランを作るなんて事になれば、ケアマネを必要とする人の数は激減するのではないでしょうか?
しかし、今まで国は「個別のケアプラン」を作るように言ってきたはずです。
AIでエビデンスに基づいたケアプランを作るのは一見理にかなっているように見えますが、「個別のケアプラン」になるのでしょうか?
AIがケアプランを作れば、確かにエビデンスに基づいたものができるでしょう。
でも、利用者や家族の気持ちや、想いというのはどこで量るのでしょうか。
それができるのはやはり人だと思います。
利用者や家族の気持ちに寄り添いながら、無理のない範囲で、自立に向けた支援を行なう。
AIには出来ない支援を、ケアマネの専門性で行なっていきましょう!
では、今日も元気にいきましょう!