おはようございます。
昨日の72の法則の続きなんですが
相談に来られた方が
「これがもとの金額に戻るまで持ってる。」
という、投資信託があったんですよ。
見させてもらいましたが
かなり、というか、半分以下に減ってるんですね。
あ、こういうこと書いたからって
「やっぱり投資は危ないんだ!」
なんて、思わないでね。
でね
この商品はずいぶん昔に買われてて
その当時、よく皆さんが買ってたものなんです。
当時は毎月分配というのが流行っていて
一括投資で毎月分配のものって
世の中が右肩上がりに成長している時ならいいんですが
知ってのとおり、株式とか世の中の成長って上がったり下がったりですよね。
そうなると、「毎月分配」ということを目的とした
信託を組んでいる商品なので
基準価格が下がっても「毎月分配」をしなくちゃいけないんですよ。
だから、元本を取崩すので減っていくんです。
で、その方に72の法則を使って元の金額に戻るのに
どのくらいかかるか説明したんです。
72÷年金利=倍になる年数、ですよね。
1年で倍にしようと思ったら?
そう、年利72%ないと無理です!(笑)
そりゃ、あり得んでしょって話なんですよ。
注意してくださいね。
一括投資が悪いというわけではありません。
その時の経済や世界の情勢によって変わるんです。
なので、一括投資は見極めが難しいんです。
だから、よくわからないという時は
コツコツ、積立投資の方が向いているってことです。
この法則は、何年で倍になるかということも分かるし
借金が増えるってこともわかります。
年利1%の違いが、後々大きな差になってくるということもわかります。
来年の4月には改正民法施行で成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。
18歳から親の同意なしにいろんな契約ができるようになり
借金もすることができるようになるんです。
投資などと同様に、借金も注意が必要です。
まだまだ世間に慣れていない若者にも
この72の法則を知ってもらいたいと思います。
では、ちょっと年末らしく寒くなっていますが
しっかり休んで英気を養ってください!