ACP

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おはようございます。


日曜日は在宅医療コーディネーターの
スキルアップ研修でした。

今回は国立長寿医療研究センターの
西川満則先生と
同じ愛知県で居宅のケアマネをしている
大城京子さんの二人が講師で
ACPについてでした。

西川先生はお医者さんなんだけど
医療寄りにならず
ご本人や家族、介護職も交えて
ACPを進めようとしてくれている方です。

最近ではACPのことを
ACピースと言って
ACPに慣れていない一般の方の
言葉にならない思い(断片=ピース)を拾い集めて
その方の価値観を合わせて意思決定しましょう
と、言っています。

ただ

意思決定するだけでは不十分で
その意思を実現しなくてはいけない

とも、言われています。

そうなんですよね。
私も、何度も話し合って書いておきましょうと伝えていますが
それを実行してくれる人が必要なんです。

話し合いの段階から信頼できる人を選び
一緒に話し合って、書いておく。
(できれば1度は書いておこう!)

そして

自分で意思表示できない状態になった時には
その人に自分の代わりに
自分の気持ちを伝えてもらう。

先生は
「代理で決定するのはみんな負担があると思う。
でも、本人の想いを繋ぐ代弁者なら
本人の大切なことや価値観、希望を共有している人ができるのではないだろうか。」
と、言っていました。

ホントにそうだなぁと思います。

もし、誰かの代わりに治療方針などを決めた時
「後でほかの家族に文句を言われたらどうしよう。」
とか
「もっといい方法があったんじゃないか。」
と、悩むんじゃないかな。

しかし、そこで

「本人は元気な時にこういうふうに言っていました。」
と、伝えて
後の判断は医療やほかの家族、介護などと一緒に考えて
決めていけるのなら
頼まれた人の心理的負担は少なくなると思います。


ACPってとても難しいけど
これから先、絶対に必要になることです。

勉強をつづけながら
周りにも伝えていきたいと思います。


では、今週も前向きにいきましょう!

 

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