お悩み事は?
Fさんから入院中の親について相談があった。Fさんは結婚して家を出ていて、実家では親とFさんの兄弟Oが一緒に生活しているが、Oは障がい者である。生活ができているのかと思っていたが、親は借金をしており、Oは収入がないので入院費用が払えない。
Oは就労支援を受けているが、体調が悪化してあまり通えていない。親が退院して自宅に帰ってきても自宅で介護はできない。
親は介護保険料を長期間払っていないので、給付制限(1割の自己負担が3割になる)がついており、自宅に帰っても介護サービスが利用できない。もちろん施設入所もできない。
お勧めした制度
回復期病棟への転院。その後、長期療養できる病院への転院。
Oの障がい者年金の申請
Oの障害福祉サービス事業所等との調整会議
ポイントは?
親には借金があり、社会保険の未払いもあった。
介護保険の給付制限がついていた。
同居している兄弟に障害があるが、正確な健康状態やサービスの利用状況、関係機関が どこなのか、Fさんは把握していなかった。
成果
回復期病棟から長期療養できる病院へ転院。
給付制限の期間が過ぎるまで、病院へ入院することとなった。
Oの関係機関と連絡調整を行い、正確な情報を収集し、一覧にしてFさんに提供した。
関係機関が支援して、Oの障がい者年金の申請と、サービスの変更を行った。