おはようございます。
今日から連休に突入!
と、言っても
どこにも出かけられないので
家の中で本でも読んでいようと思います。
なので
お休み中は私の読んだ本の紹介をします。
今日は私の大好きな
「中野信子」さんの新刊
「人は、なぜ他人を許せないのか?」
今の風潮にもあってるかな~。
何かちょっと気にいらないことがあると
ネットでその人の情報を調べ上げて
全く関係のない人にまで晒してたたく。
今回のコロナ騒ぎでもそうですよね。
無関係の人がかかっているって噂を流してしまう。
流した人はそれが正義だと思ってるんですよね。
中野先生によると
「人の脳は、他人に正義の制裁を加えることに
喜びを感じるようにできている。」
んだそうです。
なんとなく分かるな~。
人間の脳は物事を深く考えるために大きくなってきました。
だから、これほど人間は繁栄できてるんですが
かわりに、人生に悩んだり
人間とは?なんて考えたりするそうです。
そんなに賢い人間が
なぜ人を許せず
自分の基準で人を罰しようとするのか?
先生によると
「知性があるから愚かさがあり
愚かさのない知性は存在しない。」
相手を愚かだと思うから
攻撃するそうです。
ただ、この愚かさの基準って国によって違うそうで
日本はみんなと同じことができない
空気が読めないことを愚かと考えるんですが
フランスではその反対で
自分の意見が言えない
黙っていることが愚かと考えるそうです。
今ではネットが発達したために
自分が何者であるかを明らかにせずとも
好きなことが言える(書ける)時代になりました。
相手のことを愚かだと感じると
すぐに何らかの形で攻撃ができてしまいます。
どこに行っても不機嫌な人が多く
人の言うことに耳を貸さない
自分と違うと、いきなり
「あいつはダメだ。」
と結論づけてしまう。
便利である一方
こういった正義中毒にかかりやすい
人を攻撃しやすい社会になっているようです。
なんだか残念な時代になってるのかな?
この本を読んで
自分も同じようなことをしているんじゃないか
そんな心配も出てきました。
しょっぱなからですが
お休みの間
この本を再度読んで
自分の言動を今一度振り返ってみようと思います。
では、皆さんも良い休日を!