介護保険の財源

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おはようございます。

 

介護保険のケアプラン料について

利用者負担の導入の話しが何度も繰り返し出ています。

先日もそんな話をしていました。

 

私は基本的には反対です。

なぜなら

「お金払ってんだから自分の言うようにケアプランを作れ。」

と言う人が多くなるんじゃないかと思うのと

何度でもケアマネを呼び出す人が増えるんじゃないかと

心配になるからなんです。

 

でも

介護保険の財源の問題を考えると

「保険給付がかなり膨らんできているので

どこかでは考えていかないといけない問題」

だというのは間違いないでしょう。

 

現在、65歳以上の第1号被保険者の中で

介護保険を利用しているのは約2割の人です。

その人たちが使うのを残りの8割の人が負担しています。

(それ以外にも第2号被保険者ももちろん負担していますが。)

その負担額も年々増えてきていて

高松市でも現在6000円を超えていますが

2025年には8000円に増えるのではないかと言われています。

 

年金は目減りするわ

介護保険の負担は大きくなるわ

となると

「利用していない人の理解を得る必要が出てくるでしょう?」

とも言われます。

 

確かに利用していない人の立場に立つと

「自分たちは利用していないのに

なんで使う人のためにこんなにたくさん負担しなくちゃいけないのか?」

そんな不満も出てくるかもしれません。

 

だからと言って一部負担を導入して

本当に介護保険財源の問題を解決できるのでしょうか?

 

じっくりと考えてみないと

自立支援や重度化防止を考えないケアプランを作る羽目になり

もっと介護保険財源が圧迫される結果になるんじゃないかと心配です。

 

毎回書いていますが介護保険の目的は

「自立支援と重度化防止」

です。

 

「友達が行こうって言ったから〇〇デイサービスに行きたい。」

とか

「自分で掃除をするのが面倒だからヘルパーを頼みたい。」

というような理由では使えないものなんです。

 

でも

「○○さんも来てるんだから、あなたも来たらどうですか?」

なんて営業をかける事業所もあったりします。

 

利用者(ユーザー)の教育

事業者の教育と質の向上。

利用者負担導入の議論と同時にそこも議論していかないと

「持続可能な制度」という目的は達成できないと思います。

 

さて、皆さんはどう考えますか?

 

では、今日も張り切っていきましょう!

 

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