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おはようございます。
6月に厚労省から介護保険最新情報vol842(第12報)というのが出て
通所サービスや短期入所サービスで
コロナウイルス感染拡大防止を一生懸命にやっている事業所は
介護報酬の加算を取っていいことになりました。
これは利用者にも負担をかけることなので
丁寧な説明と同意が必要とされていて
もちろん、どこの事業所もちゃんと説明をしていたと思います。
しかし
その説明の仕方を
間違えてというか
勘違いして言っているところもあったようで
先日、県から各事業所あてに
通知の内容をきちんと説明してほしい旨のメールが届きました。
きちんとした説明とは
なぜ加算がとれるのか、とってもいいのかということです。
どういうことかというと
6月の通知が出たころ、ここにも書きましたが
「感染拡大防止の対応」
についての評価なので
例えば
利用者の送迎をする前に車の中を消毒して
送迎が終わったら再度消毒している
とか
1時間おきに窓を開けて換気している
とか
熱を1日に2回計っている
など
「コロナウイルス感染が広がらないように
一生懸命対応しています。
その手間に対する加算なので
皆様にもご負担をおかけしますがとらせてください。」
こんな説明が必要なんです。
ところが
県の方には苦情が入っており
その内容は
「『コロナウイルス感染拡大の対応に消毒薬などが必要になった。
でも、価格が高騰していてお金がかかるので加算をとる。』
と事業所から言われたが、どういうことか?!」
というものらしいです。
そりゃそうですよね。
そんな話を聞くと
「なんで消毒薬が高くなったからって
利用料をたくさん払わなくちゃいけないんだ?!」
って、腹を立てる人が中にはいると思います。
先にも説明したように
今回の加算は消毒薬を買うための加算ではありません。
感染拡大防止の対応を評価するための加算です。
そこを勘違いして説明したのでは
内容が全く変わってきてしまいます。
しっかりと通知の中身を読み込んで
説明、対応していきましょう。
そして、もう一つ言うなら
この消毒薬などの購入に関しては国から
「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)」
という通知がでています。
(香川県は28日から受け付けています。)
各事業ごとに購入に対する補助が出るようになっているので
こちらの方を使って、適切に必要な物品を購入するようにしましょう。
今後も
国や県からの通知はたくさん出てくると思います。
読み込むのは本当に大変ですが
その意図をしっかりと理解したうえで
利用者や家族に説明できるようにしましょう。
無駄なトラブルを避けるためにも
「理解力と説明力」
その両方を鍛えていきましょう。
さて、今日も暑いでしょうか。
7月最後で、金曜日です。
あと1日、元気にいきましょう!