おはようございます。
先日、香川県保健医療大学の片山先生を話をしていました。
片山先生の専門は、ACP。
http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/team_iryo/e-team/hel_program/multi11/
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150628-OYTEW52579/
ACPとは、アドバンスケアプランニングの略。
「意思決定支援」のことなんです。
多分、これも以前に書きましたよね。
この10年くらい、医療の分野で盛んに言われるようになり
その研究や研修、実践などが行われているそうです。
終末期医療の部分で始まったそうですが
片山先生は
「それだけでは不十分。
もっと早い段階から行っていないと、終末期など医療の同意だけになってしまう。
本当に必要な生活の質の向上について、自分で決めることはできない。」
とおっしゃっていました。
私も同感です。
終活をやりたいと思っているのですが
単純に「終末期の医療はどうする?」なんて質問をしても
極端な返答にしかなりません。
あちこちの自治体でもエンディングノートを配布するなど
意思決定支援について取り組んでいるらしいのですが
「こんなものを配って、早く死ねっていうことか!」
なんて、過剰に反応する人もいるとのこと。
片山先生曰く
「ただノートを作って配っても、その書き方を教えても
ACPで本当に伝えなくてはいけない部分が伝わっていないと何の役にも立たない。
過剰に反応する人が出てくるだけ。」
また
「本人の意思決定を支援できるのは身近にいて何度も話を聞いてくれる人。
本人が言葉にできていない部分を引き出してくれる人が必要。」
とも。
これって、誰か思いつく人いません?
というか、思いつく職業ですよね。
そう
ケアマネジャー
私たち
常に訪問したり、電話で話したりして、その人のことをよく知っている。
相談援助業務の専門家。
生・老・病・死
自分自身もその中にいますが
私たちは人の苦しみながら生きるさまも
老いていくところも、病も死も見ていきます。
人の意思決定に少なからず関わっているんです。
ただ、勘違いしないでほしいのは終末期医療の話しではなく
その人らしい生活を送るための意思決定支援です。
まさに私たちが、今、行っていることなんです。
ケアマネジメントは利用者の意思を決定する支援。
言葉にできない思いを引き出していきましょう。
では、金曜日です。
今日一日、楽しんでいきましょう!