意思確認と自己決定

投稿日:

おはようございます。

 

昨日は

在宅で最期まで過ごしたいという利用者の希望を叶えるために

私たちに何ができるか?

ということを

利用者の希望を叶える方向で書きました。

 

基本的には利用者の希望が第一なんですよ。

介護、福祉系の人にとっては当たり前のことですけどね。

 

支援者は本人の意見を代弁する人

アドボケーターにならないといけないんですよね。

 

時には家族と意見が対立したり

周りは施設を勧めても

本人の代弁者としては在宅で…と言わざるをえなかったり。

 

でも、あくまで公共の福祉に反しない限り

とか

本人に危険が及ばないと言えることかどうかなどの

判断が必要になります。

それを本人にきちんと伝えて

本人が適切に判断できるよう、支援をしなくてはなりません。

 

なんでも言いなりではないということですね。

 

そして、本人支援がいつまでできるか

要するに

「本人の判断力がどこまで適切なのか」

を、見極めなくてはなりません。

 

認知症になったり

病気で意識が混濁するようになったとき

どこまでケアマネや相談員などが支援できるのか?

 

いつかは限界が来ると思います。

そんな時に、誰か頼める人がいるのか?

家族はどう支援するのか、しないのか。

成年後見制度などを利用するのか。

元気な時に聞いた本人の希望は、どう取り扱われるのか。

 

できれば、家族が積極的に関わり

治療や福祉サービスの利用に関しても、意思表示や決定をしてくれると助かります。

 

私たちは情報提供者であって、決定する人ではありません。

本人が自分で決定できる

もしくは、家族が決定できる手伝いをしなければいけません。

本人や家族が主体的にかかわれるように手伝いましょう。

自己決定を取り上げて、勝手に決めてはいけませんよ。

 

「何年も前からのかかわりで、私が全部聞いています。

本人は家にいたいと言っていました。」

 

でも、それはその時の判断。

状態が変われば、本人の気持ちは変わっているかもしれません。

 

くどいようですが、常に本人の意思を確認するようにしましょう。

 

では、今日も口角を上げていきましょう!

 

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