おはようございます。
福岡での日本介護支援専門員協議会全国大会
2日めは、分科会に参加してました。
全部で6つの分科会があったのですが
そのうちの第一分科会に参加。
テーマは「介護支援専門員の未来像」
副題が「望まれる人材育成について考える」
でした。
キーワードがあって、それに沿った内容で
広く全国のケアマネから研究を募集して
分科会で直接報告をしてもらいます。
自分で第一分科会を選んだものの
抄録を見ただけではイメージがわかず
途中から他の分科会に行こうかと考えてたんですね。
でも、全部聞いてよかったです。
第一分科会の報告は全部で6つ。
一番初めは法人内でのICT活用例。
大阪の社会福祉法人悠人会の
ベルタウン介護相談センターってところからの発表。
ここは5つの居宅介護支援事業所があって
給付件数は全部で月2000件を超えているのだとか。
けっこう大きい居宅ですよね。
他にもいろいろと介護保険事業や医療施設をしていて
それらとのシステム連携が一般的なケアマネジメントソフトウェアでは
難しいという状況があるそうです。
その上、特定事業所加算Ⅰを算定するようになり
要介護度が高い人ばかり担当しているため
移動範囲が広くなって、事務所に帰ってくる時間が遅くなり
そこから事務仕事をするので、ますます時間がかかって…と
悪循環のスパイラルに入っていたとのこと。
なんとか時間を短縮して早く帰れるようにしたいと
職員が自ら業務改善について話し合った結果
自分たちで簡単に記録できる記録用紙をエクセルやワードで作り
軽量ノートPCと軽量プリンターを導入し
訪問先や次の訪問先までの待機時間に入力。
申請に必要な用紙も事務所でダウンロードしておいてPCに貼り付けておき
訪問したときに必要があればプリンターにつなげて印刷。
なので、たくさん書類を持ち歩く必要がなくなり
いちいち事務所に戻ることなく
短時間で事務処理ができるようになったとのこと。
その結果
ここからがすごいんですけど
ちゃんとかかった時間をはかっていて
ケアマネ1人が40人の利用者のモニタリングを入力する時間が
導入前、月に240分かかっていたのが
導入後、なんと!!
80分に短縮!!
超過勤務(時間外勤務)が20%削減できたそうです。
ひとつ気になったのは
個人情報は大丈夫なのか?ということ。
対策として、入力時に個人名は記入せず
PCの中に個人を特定できる情報は残さないようにしているそうです。
すごいわ~~と他の人も感嘆しきり。
PCの専門的知識がなくても、これだけできるんですね~。
参考にしなくちゃ!
と思った報告でした。
では、明日も報告を続けます。
今週も元気にいきましょう!