おはようございます。
サービス付き高齢者住宅の話をしていたら
知り合いの方から思いもかけない話を聞きました。
それは
「自社サービスを使うよう勧めるケアマネがいる。」
というもの。
なんと?!
びっくりです!!
そのケアマネは、もちろん他の法人の職員ですよ。
なのに、サービス付き高齢者住宅の心配をしてくれて
そこのサービスを勧めてきたんだそうです。
いや、いらん心配やし。
そもそも、その利用者のアセスメントは?
そのサービスを利用する根拠は?
サービスを利用してどうなりたいって目標は?
アセスメントでそのサービスの必要性が明確になっていて
目標とサービス利用による効果が合致していて
そのサービスが提供出来る事業所を数カ所紹介して
その中から、利用者が選んだのが自社だったら何の問題もないですよね。
もしくは、一番効果が見込まれるというのならね。
でも、いきなりサービス事業所を勧めてしまうっていうのは
ケアマネジメントやってませんよね?
昔々、介護保険が始まった頃
同じようにサービスありきのケアプランを作成していました。
そのころは、ほんとに知識も技術もありませんでした。
でも、今は違います。
介護保険制度が始まってから17年がたち
みんな、たくさんの勉強をして
長時間の研修も受けています。
知ってると思うけど、ケアマネは
利用者の利益を最優先に考えて「公正・中立」な立場を堅持しないといけません。
誰かの利益を考えたとき
それは、「利用者の利益」でないといけないんですよ。
(先日の研修でも聞いたように、利用者個人だけを見なさいということではありませんよ。)
迷ったときは、「利用者の利益になるか?」と
今一度考えてみましょう。
何度も書きますが
「ケアマネは制度の要」
です。
いいケアマネジメントを行って、頼りにされるケアマネを目指しましょう。
それが、ケアマネの地位向上につながると思いますよ。
では、今日も元気にいきましょう!