サービス付き高齢者向け住宅協会のヒアリング

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おはようございます。

 

先日、いわゆる囲い込みの対策について

厚労省から介護保険最新情報が出されたと伝えました。

その後、9月6日に行われた介護給付費分科会で

サービス付き高齢者向け住宅協会のヒアリングが行われたそうです。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000176639.pdf

 

そこでは協会の方から

「儲けを増やそうと過剰なサービスを提供しているところが一部に存在する。」

と認めたうえで

「きわめて遺憾」

という言葉が出たそうです。

 

そして、過剰なサービスを提供できないように

集合住宅への訪問介護や通所介護の回数に上限を設けて

それを超える回数の時は地域ケア会議の了承を得ないといけないなどの

決まりにしてはどうかと提案したそうです。

 

この問題は以前から指摘されていて

その批判を受けてのコメントだと思います。

 

介護保険の限度額まで全部使い切るようなケアプランを作成するよう

指導する事業所、法人が一部あるというのは私たちでもよく耳にします。

いくらケアマネが公正中立にケアプランを立てようと思っても

所属する法人、事業所がそのような意向では従わざるを得ません。

 

今回のヒアリングでは

「過剰なサービスをする事業所がいることは極めて遺憾で

そのような事業所を廃絶してほしい。

真面目にやっている事業所までとばっちりで経営困難にならない制度改定をお願いしたい。」

と要望したようです。

 

その気持ちはとてもよくわかります。

協会として一生懸命に努力されているのでしょう。

 

しかし、協会がいくら努力しても、加入していない事業所への指導は?

 

最終的には

「ケアプランを作るケアマネが…。」

という話になるのではないかと思います。

 

所属する事業所からの指示など気にせず、ケアプランを作成出来るケアマネはほんの一部でしょう。

でも、こういった指導を真っ先に受けるのもケアマネです。

「介護保険制度の要である。」

とよく言われましたが、まさにその真価を問われているのだと思います。

 

事業所と対立することになるのかも知れませんが

根拠のあるケアプランを作るように努力して行きましょう!

 

では、金曜日です。

週末台風が気になるところですが、不用意な外出を避けつつ

良い週末をお過ごしください。

 

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