リセット入院

投稿日:

おはようございます。

 

先日、在宅医療コーディネーターの研修に、ファシリテーターとして参加してきました。

ファシリテーターと言っても、他の受講生と一緒にグループワークをしている感じで、事例検討をして来ました。

 

このときの事例は

70代の男性。

頑固で周りの言うことを聞かない。

心臓疾患もあって、手術もしているが、食事や生活習慣に気をつけるつもりはない。

でも、かなり状態が悪くなっていて、足に浮腫みも出ている。

主治医は「在宅でも療養できるが…」と、言っている。

 

この事例で、在宅か入院か、今後の生活をどうするか検討しました。

 

この研修自体が、在宅医療コーディネーターの研修なので、みんな「在宅!」って思っちゃったんですが

実際には1週間程度入院したそうです。

 

この場合の入院は、一旦状態を安定させるためのものだったそうです。

リセットするための入院と先生は言っていました。

「状態が安定していないとき、短期間入院して安定させるのも一つの方法です。

そうすることによって、在宅の環境やサービスの調整をする時間がとれる。」

 

確かにそうですね。

あまり、そういった入院をさせてくれる病院を知らないので、頭に浮かびませんでした。

状態が不安定なときに、いくら往診や訪問看護を導入しても、落ち着くまで時間がかかると思います。

でも、先に入院すれば、早めに状態が安定するでしょう。

目からうろこの事例でした。

 

こんな入院をさせてくれる病院は少ないと思いますが、このような考え方もあるということを頭に入れておきましょう。

 

では、今日も前向きにいきましょう!

 

関連記事