おはようございます。
8月の末に社会保障審議会が開かれました。
次の介護保険制度改正の議論が
本格化しているようです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06352.html
今回の審議会でも
やはり訪問介護の軽度者外しが
議論の俎上に上がってきてますね。
ここで言う軽度者とは
要介護1、2の人達。
この要介護1、2の認定を受けている人達も
次の改正で総合事業に移行させようって腹づもりのようです。
前回の制度改正のときにも
そういった流れになっていくだろうと予想されていましたし
ちらちらとその方向性を国はみせていました。
しかし、毎回この話出てきますが
私には違和感があるんです。
その違和感とは
「本当に要介護1、2って軽度者なんでしょうか?」
って、ことなんです。
そりゃ、特養に入所出来るのは
要介護3以上の重度者っていうことになってます。
(これも国が「要介護3以上でないと重度者とは言わない。」って決めたんですよね。)
でも、訪問介護って在宅で使うものですよね。
なのに、要介護1、2は軽度者だから
使わせないっていうのは矛盾してませんか?
介護保険を使って
住み慣れた地域で最後まで・・・
って、うたってなかったっけ?
確かに安いお手伝いさんと勘違いしている
利用者や家族もいます。
限度額いっぱいまで使わせようとする
儲け主義の事業者もいます。
でも、訪問介護がないと
在宅での生活が立ちゆかない利用者もいるんです。
何でも一面だけを見て議論せずに
必要な人に
必要なものが
届くような議論をしてほしいと思います。
ほんとにこんな議論ばかりしていたら
訪問介護に入ってきてくれる人はますます減ってしまいます。
それを狙ってるの?
と、意地の悪いことまで考えてしまいます。
一度壊れてしまったら
後から立て直そうと思ってもできなくなります。
改正でややこしくばかりしないで
どうすれば在宅で最後まで生活できるか
しっかり議論していただきたいと思います。
では、月曜日です。
今週も元気にいきましょう!