おはようございます。
先週、再編統合を検討すべき病院が公表されました。
再編統合ってなに?
と思うでしょ。
癌や救急など高度な医療の診療実績が少なかったり
近くに同じような機能を持つ民間病院がある場合に
病床数を減らす
近隣の病院と統廃合をする
診療機能の縮小をしていきなさい
と言っています。
今後人口が減っていくんだから
病院が少なくなってもいいでしょう。
少なくしていかないと
もっと医療費が増えてしまって
また増税しないといけなくなるよ・・・
って、ことなんでしょうね。
しかし、本音はベッド数を減らして
入院患者を減らしたい
医療費を削減したいってことじゃないかな~と。
勝手に想像しています。
でも、まだまだ高齢者は増えるんですよ。
今巷では「多死社会」到来と騒がれています。
団塊の世代の高齢化が進み
その人たちが一斉に亡くなる時期が来る。
人口が減少するのはその後です。
団塊の世代が一斉に人生の終わりを迎える時期
どこでそれを迎えるのでしょうか。
昔はほとんどの人が自宅で亡くなっていました。
ところが現在では
病院で亡くなる人が8割近くになっています。
この数字をそう簡単に変えていけるものでしょうか?
「自宅で最後まで過ごしたい。」
そう思う人が多いのは事実です。
しかし、それがかなうのは
一部の限られた人だけです。
なぜか?
核家族化が進み、こどもの数も減っている。
子どもがいても遠方で生活していて
直接的な介護を担うことができない。
お一人様が増えて家族がいない。
在宅生活を支える介護サービスが少ない。
サービスがあってもそれを担う人材がいない。
他にもさまざまな要因があり
在宅で最期を迎えるのは難しい状況です。
医療費の削減も分かりますが
その前に在宅生活を支える介護サービスを充実させていく。
担ってくれる人材が増えるようにすることが大事じゃないでしょうか。
不安だけをあおらないでほしいと思います。
皆さんはどう思いますか?
では、月曜日です。
今週も張り切っていきましょう!