おはようございます。
昔むかし
介護保険が始まる前
要介護状態になったら
家族は住んでいる地域の役場に相談に行っていました。
そこで
「うちのおじいさん、脳こうそくになってしもうて寝たきりになっとんや。
家でみようとは思うんやけど、ベッド借りられんかな?
風呂もどっかで入れてほしいんやけど…。」
って相談します。
そしたら、役場の担当者が状態を確認して
「じゃあ、ベッド用意しましょう。
あなたが利用できるのは、近くの○○施設のデイサービスやね。」
って、段取りをしてました。
この時に
「○○は好きじゃないから、△△に行きたい。」
と言っても、認められませんでした。
これは、行政の措置で行われていたので
自分の希望するサービスは選べなかったからです。
でも、今は介護保険が始まって、すべてが契約になり
ケアマネからそのほかのサービスまで
すべて自分で選べるようになりました。
これは、利用者もサービスを提供する側も
お互いに対等の立場で行うものです。
ところが、中には
「ケアマネのいうことを聞いてください!」
みたいなケアマネがいたり
反対に
「金出して使うてやっりょんやけん、言うとおりにしとったらえんや!」
っていうような利用者や家族に出くわすこともあります。
まあ、人間ですから、相性とか
どうしても気に食わない人ってのもいると思います。
ただ、措置時代の反省を踏まえて始まった介護保険です。
どちらが上だの下だのではなく
お互いに対等の立場で話し合って
協力し合っていくものです。
利用者や家族にケアマネの考えを押し付けたりしないように注意しましょう。
また、福祉、介護関係者だから
何を言われても我慢しなくてはいけない
というものでもありません。
理不尽なことや介護保険法に反すること
意図的に不正を働こうとしたときなどは
毅然とした対応をしましょう。
ただし、喧嘩をしなさいとか
きつく言いなさいということではないですよ。
できないことはできないと
相手に理解してもらえるように伝える。
ダメなものはダメと伝える。
基本に忠実にいきましょう。
では、今日は暖かそうです。
後一日、頑張りましょう!