おはようございます。
先週、地域生活定着支援センターの運営推進連絡会議がありました。
「地域生活定着支援センターって何?
漢字ばっかりで舌噛みそう。」
ってよく言われます。
私も初めて聞いたとき同じこと言いました。
ここは刑務所から出所する、帰住先のない人の支援をするところです。
(そうとうざっくりとした説明…。たくさん説明すると分かりにくいので。)
これ読んでくれてる人はほとんど知ってると思いますが
友達とNPO法人を作っています。
刑務所から出てきた人を自立準備ホームっていうところで預かって
就職や自立の手伝いをしています。
刑務所へ行って、高齢・障がい受刑者等の出所指導って言うのもしています。
その関係で地域生活定着支援センターとも
以前からかかわりがあるんです。
今回の会議は刑余者の支援をお願いしたいところと連携を取っていくために
年に2~3回開いているものです。
参加者は高齢者や障がい者と関わりのある行政の人
保護観察所や更生保護関係、矯正管区、刑務所、高齢者施設、弁護士等。
地域生活定着支援センターの事業概要と実績などの報告を聞いた後
グループワークをしました。
このグループワーク、今回初めて行ったんです。
グループワークでは、司法、矯正関係と福祉関係者で
事例をもとに検討しましたが
やはり地域での生活を知っていて
現実的な支援ができるのは福祉関係者だと再認識しました。
福祉の現場では
「きょういくときょうよう」(今日行くところがある、今日する用事がある)
ということが言われて久しいと思いますが
それは刑余者も同じではないでしょうか。
日中活動の場を確保し
孤立させないことが再犯を防止する一番有効な手段と思えます。
やっと司法や矯正施設が、刑余者の立ち直りには福祉が必要と認識し
その結果、刑務所に社会福祉士が配置されたり
地域生活定着支援センターが設置されました。
刑余者というだけで不安を感じる人もいるかもしれませんが
福祉での受け入れがもっと増えると
再犯率がもっと下がるのではないかと感じます。
難しいことは知っていますが
ちょっとだけでも知ってほしいと思います。
では、今日も暑いですが
張り切っていきましょう!!