おはようございます。
基本的なことばかりを書いているのですが
ときどき質問を受けるのは
やはり、細かな実務的なところが多いですね。
ケアプランの作成に関する相談も多いです。
「開始日はいつにしたらいいですか?」
と聞かれることもあります。
これは個別によく聞いてみないと返事ができないんですが
基本的にケアプランの開始日は
担当者会議を開催してから後になります。
ですから
「どうしても、この○日から利用を開始したいんです。」
と言われれば
その開始日までに担当者会議を終えなくてはなりません。
「でも、とにかく福祉用具の利用は急いでて
デイサービスとか訪問介護、訪問看護なんかも考えてるんですけど
それはまだ決まってなくて…。」
こんなこともよく言われます。
福祉用具は早急に入れたい。
そのほかのサービスは検討中で、まだ決まってないけど入れる予定。
同時にケアプランに入れられないか?
そこには
「何度も担当者会議をしたくない。」
っていう気持ちも見え隠れしますが。
とにかく、基本はおさえて置きましょう、
なので
「基本は、その都度担当者会議です。」
と、答えると
「え~、その都度、全部の事業所に集まってもらうんですか?」
って聞かれます。
基本でいうと、そうなんです。
ただ、毎回大勢に集まってもらうには、日程調整からして大変です。
なので、上の例なら
開始時には福祉用具だけ集まってもらっていて
ケアプランには福祉用具事業所のサービス内容
事業所名は入ったものを作成。
ただし、この時にそのほかのサービスについては
ニーズが先にありますよね。
そのニーズに対応した長期目標、短期目標を入れます。
で、それを達成するためのサービス内容も簡単に入れておきます。
ここは事業所が決まらないと
できること、できないことがあるので確定できませんが
「目標を達成するためには、こういったことが必要ですよ。
それに対して意見はないですか?」
というのを初回の担当者会議でも検討ができます。
その時もらった意見を参考に事業所を探すことができるんです。
ケアプランが中途半端な感じになりますが
初回はこれで確定し、説明、同意、サイン、交付を行います。
その後はサービス事業所が決まるごとにケアプランを作り直し
担当者会議を開催しますが
先に参加してもらった事業所には担当者会議の案内をして
時間の都合がつかなければ、意見の照会を行います。
急に病院から退院して
どうしてもサービスの導入が急ぐというときは
このようなケースもあります。
その都度開催するのは大変ですが
こんな時ほど基本に忠実に行っていた方がいいと思います。
どこに手間をかけるか
考えて業務を行いましょう。
では、今日も暑くなりそうです。
熱中症に気をつけて、張り切っていきましょう!