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おはようございます。
先日、こんな相談がありました。
「親が老健に入っているが、今までとは違う薬を出されている。
また、病院にも連れて行ってくれない。」
う~~ん
相談というか、結局は質問だったんですけど
「老健とはそういうものなのか?」
でね、答えは
「はい、結論から言うと、そういうものなんです。」
多分、一番初め、入所契約をするときに
説明を受けていると思うんですが
行き違いがあったんでしょうね。
一般の方は施設と聞くと全部同じと勘違いします。
いわゆる、介護保険3施設は
特養、老健、介護医療院
これらはそれぞれ違うんだけど
このほかにも有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などがあって
ややこしくてわかりづらいと思う。
施設も入る前にしっかり説明してるとは思うんだけど
どこがどう違うのかについては説明されてないことがほとんど。
まあ、そもそも契約の時に
ほかの施設との違いなんて説明しないよね。
それに、利用者や家族は
どうしても施設に入らなくちゃ(入れなくちゃ)いけない事情があって
あまり理解していないにも関わらず
「はいはい」って言ってしまうことが多いんですよね。
特に今回のように「老健」でのトラブルは多いんです。
老健とは介護老人保健施設
介護保険と健康保険、両方を使って入る。
だから介護保険だけの特養とは似て非なるもの。
特に医療費に関しては全部施設持ちになるので
お薬も施設から出されるし
ジェネリックを使うことがほとんど。
外の病院を受診しようとすると
いったん退所扱いになって
家族が連れて行かないといけない。
細かいことだけど
一般の人には初めて聞く話ばっかり。
無用なトラブルを避けるためにも
高齢者には一番使用頻度の高い医療について
しっかり相談しておくようにしましょう。
ケアマネは利用者や家族によく確認するよう助言しておきましょうね。
私の好きなコンサルタントの先生が
「初めに言えば説明、あとから言えば言い訳。」
って、言ってたけど
も一つ追加で、相手に理解してもらえるように伝えましょう。
では、月曜日です。
今週も張り切っていきましょう!