病院の違いについて

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おはようございます。

 

先週の主任ケアマネ更新研修は

「入退院時等における医療との連携に関する事例」

でした。

いつも参考になる話なんですが、今回の講義は特にシェアしておいたほうがいいと思ったので、早めに出しておきます。

 

まず、何が良かったかというと

皆さん知っているとは思いますが

回復期リハビリテーション病棟と地域包括ケア病棟(病床)、療養病棟、緩和ケア病棟などの違いについて、理解しやすく説明してくれました。

 

回復期リハビリテーション病棟とは

基本的に

・対象疾患が決まっており、発症・手術から30~60日以内の患者が対象。

・疾患ごとにリハビリが出来る日数が決まっている。

・一日3時間までリハビリ可能。

他にも要件がありますが、特にケアマネが知っておかなければならないのはこのあたりでしょうか。

 

例えば、利用者や家族からこんな相談を持ちかけられたりしないでしょうか?

「大腿骨の付け根を骨折をして、人口骨頭を入れる手術を受けた。

入院したのは大きな何でも揃っている病院だったが、手術をして10日くらいで転院してくださいと言われた。

せっかく大きな何でも揃っている病院にいるのに、なんで他の病院に行かなくちゃいけないの?

この病院でリハビリしてくれないの?」

 

さて、なんと答えますか?

 

このまま大きな病院にいて、しっかりとしたリハビリが受けられるでしょうか?

そもそも、いさせてくれるでしょうか?

 

そうです。

手術を受けた病院は急性期病床なので、長期に入院できるところではありません。

だいたい2週間程度で退院します。

そして、急性期病床では長時間のリハビリは出来ないそうです。

 

ですから

本人がリハビリを積極的にしたくて

リハビリに耐えられる体力があるのなら

回復期リハビリテーション病床に転院するほうが、効果的なリハビリを受けられる可能性があるんだそうです。

 

回復期リハビリテーション病床では疾患によって入院できる日数が違います。

一番長くいられる疾患は、脳血管疾患、頭部外傷、脊髄損傷、義肢訓練中など。

期間は150~180日を限度とするそうです。

 

ただし

本人にやる気がないとか

リハビリを行なっても改善が認められない場合は

いくら入院日数以内でも、退院の対象となることもあるとのこと。

 

そして、入院患者のうちの60~70%以上が在宅等に退院しなければいけないとのこと。

ですから、退院前カンファレンス等で、どこでどんなサービスを受けて生活するのか、病院側に伝えてあげるようにしましょう。

 

明日は地域包括ケア病棟について。

 

では、月曜日です。

今週も元気にいきましょう!

 

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