おはようございます。
時々虐待の相談を受けます。
痣(あざ)がある。
大声で怒鳴られている。
必要なサービスを使わせない。
どうも年金を使われているようだ。
ご飯をあまり食べさせてもらっていない。
いろんなケースがあります。
虐待が疑われる場合、どのような対応をするのが一番いいのでしょうか?
まず担当のケアマネが一人で判断するのはやめましょう。
必ず上司や同僚に相談しましょう。
何故なら、人の判断というのは自分の思い込みや、見たいように見るため、誤ることがあるからです。
自分一人の判断では、間違えることもあるので、冷静に判断できる人に相談してみましょう。
相談してもやはり虐待だという判断になるようなら、次は本人に確認します。
「え?」と、思うかも知れませんが、本人がどうしたいのかによって、その後の対応が変わってきます。
明らかに虐待があっても、認めない、関わりを拒否する人もいます。
「もし本人が認めない、何もして欲しくないと言った場合、関わらないのか?」
ということではありません。
まず、本人が認めてどうにかしてほしいという場合、包括支援センターか市役所の長寿福祉課に相談します。
身体的虐待がひどい場合は、ショートステイを利用するなど分離を検討してもらいましょう。
また、本人が認めない場合も、地域包括支援センターに相談して見守り体制を整えます。
一緒に自宅を訪問してもらうなどしましょう。
その時に包括の職員には
「地域の高齢者を訪問してます。」
程度に言ってもらうようにしましょう。
担当のケアマネ以外の包括職員が訪問することで、虐待者にそれとなくプレッシャーをかけます。
「なんだかまどろっこしいな~。」
と、思う人もいるかも知れません。
でも、こういう対応をするには理由があるのです。
その理由については、また明日。
では、月曜日です。
今週も張り切っていきましょう!