おはようございます。
先日の日経新聞に
要介護認定に関する記事がのっていました。
要介護認定が地域によってばらつきがあるって書いてるんですね。
認定調査自体は全国統一です。
認定調査員はどこの自治体の調査員であっても
大変な研修を受けています。
対象者の状態が同じなら
全国どこでも同じ介護度になるようになっています。
しかし
介護認定審査会で変更される場合はあります。
それは
認定調査員の行ったチェックだけでは反映されない
介護の手間について
審査会で再度判断するためです。
ところが、新聞に書いているのは
その審査会で介護度を変えている。
「国の指針は介護の手間を基準とし、病気の重さや同居人の有無を理由に変更はできないとしている。だが、変更率が高い自治体では指針に合わない事例があった。」
ことを問題としています。
中には末期癌だと一律要介護5の認定を出していた自治体もあったそうで
それについては、驚きを感じます。
こういうことをされるから
きちんと指針を守っているところが反対に責められるんですよね。
ただし
この新聞記事
間違っているというか
根拠のないことも書いていて
「日本介護支援専門員協会の浜田和則副会長は「自治体が独自基準を設けてもおかしくない」と指摘する。」
というところは、浜田副会長はインタビューも受けておらず
いったいどこからこんなことが出てきたのか不明なんだそうです。
(日本協会から)
以前にある施設の人から
「こんな状態なのに要介護○はおかしい。」
と、相談を受けたことがあります。
ただ、その人の状態を聞き
認定調査の基準に照らし合わせると
その要介護度は適切なものでした。
「その理由はこういう手間がかかっていて
反対にこういう手間がかかっていないからですよ。」
と、説明をすると理解してもらえました。
介護保険を利用するとき
要介護認定は絶対に必要になってきます。
それによって使えるサービスも変わってきます。
新聞には認定審査会が非公開なのは問題だと書いています。
いえいえ
審査はもちろん非公開です。
これは、個人の名前は伏せられていますが
個人情報の保護に配慮してのことです。
でも、独自の基準を設けているところがあるとすれば
それはきちんと説明すべきですし
要介護認定をあまり変更すべきではないと
個人的には思っています。
ただし、新聞は正確な情報を出すべきです。
印象操作はしないでほしいなと思います。
さて、皆さんはどう思いますか。
では、月曜日です。
今日も元気にいきましょう!