soraraさんによる写真ACからの写真
おはようございます。
ケアマネをしていると
ときどき身寄りのない利用者に出会うことがあります。
先日も全く身寄りのない人が契約しました。
この方、いろいろな事情があって
ある施設に入ったんですが
その時も
「いざというときにどうしましょう。」
という話になりました。
この時はかろうじて本人が自分の意思を表明できたので
本人の希望を確認するにとどめました。
しかし、その後
徐々に本人の状態が悪くなり
先日誤嚥性肺炎で入院となってしまいました。
一度は退院したものの、また肺炎を起こし
入院から退院、また入院と何度も繰り返しています。
いよいよ、次は退院できないかも・・・
という状況になり
本人からの発語もほとんどなくなってしまった。
何度確認しても親類はおらず
担当のケアマネは
「もしもの時はどうすればいいんでしょう?」
と、不安を感じ始めました。
この方、若いころは会社勤めをしていたので
厚生年金をもらっています。
蓄えはありませんが、生活保護でもありません。
そして
身寄りがいない・・・。
もしもの時に・・・と、不安になるのも無理はありません。
こうなることも分かっていたので
担当になった時から後見人を付けるように考えていましたが
全然間にあってませんでした。
そこで高松市の長寿福祉課に連絡することを勧めました。
なぜそんなことを勧めたかというと
「行旅病人及行旅死亡人取扱法」
という、明治時代に作られた古い法律があり
身寄りのない人もこの法律の扱いに準じます。
それを担当するのが
高松市では長寿福祉課というところなんです。
結果
「何かあれば連絡してください。対応します。」
との返事をもらい
担当のケアマネは安心できました。
身寄りのない人のすべてが長寿福祉課の担当になるわけではないんですが
(そもそも身寄りが本当にいないのかという問題もあり・・・)
でも、そういった情報を知っているかいないかで
気持ちの持ちようというか、負担感は大きく変わってきます。
やってくれるから・・・で、手を放せということではありません。
自分のできることはどこまでか
その限界をしっかりと理解したうえで
「ここからはそちらでお願いします。」
が、言えるようにしておきましょう。
では、今日は38度くらいになるとか。
水分、塩分補給に気を付けながら
今日も一日頑張りましょう!