車を手放すとき

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おはようございます。

 

ちょっと前に電車に乗ろうとホームで待っていたいときの話し。

後ろに立っていた70代半ばのご夫婦

ご主人さんの方が

「車だったらこのくらいの時間には向こうに着いとったのに。」

 

どうやら、最近車を手放されたようで

車を使っていたときの便利さと

今電車を使わなくてはいけない不自由さを比べている様子。

 

奥さんの方が「まあまあ。」となだめていて

ご主人もそうは言いながらも、それほど悔やんでいる様子もなかったので

なんとなく聞こえている私も安堵したり。

 

高齢者が運転する車の事故が多く

悲惨な事故のニュースを聞くたびに

事故にあった人はもとより、起こした当事者もきっと苦しいだろうと思っていました。

 

高松市、いえいえ香川県は車を持っている人が多いですよね。

公共の交通機関が発達していないし

だから車に乗らないと行けないところが多いし

特に山間部になると車がないと買い物にも行けないし

土地があるので車を置けるから、一人一台持っているし

高齢になっても乗る機会が多く

それどころか乗らないと生活ができない。

 

で、みんな若いころから乗っているので

高齢になったからと言って車を手放すことを嫌がる。

 

「私は若いころから乗っていたので

絶対に事故は起こしません。

大丈夫です!」

 

その根拠のない自信は、いったいどこからやってくるの?

 

でもね、年を取ってくると反射神経は鈍くなってくるし

視力も落ちてきて、雨が降っている夜間なんかは全く道路や

道端を歩いている人が見えないし…。

 

あ、これ全部自分のことだった…。

 

私も同じ。

きっと、10年後も「私は大丈夫」って思ってるんだろうな。

 

でも、どこかで車を手放さないといけないとは思ってる。

電車に乗ってた人みたいに、思い切りよく。

 

できるかな…。

 

後ろのご夫婦の会話を聞きながら

心の中で自分のことも考えながら

ひそかに「偉い!」って拍手してました。

 

では、今日は土曜日です。

どんどん年末が近づいていますが、良い休日をお過ごしください!

 

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