順番が大事

投稿日:

おはようございます。


この土日は、一日中研修でした。

両日とも同じ内容だったのですが
パワフルな後藤佳苗先生が
一日中弾丸トークで行ってくれました。(笑)

この先生
法的根拠に基づいた業務の仕方や
支援経過の書き方などに強い方です。

なので、業務を行っていくうえで注意すべき点など
とても勉強になりました。


私はときどき行政にオブザーバーとしていくことがあって
ケアプランや支援経過などを見せてもらうんですが

あれ?

っていうことも。

何度も書いてるんですが
この「あれ」って、支援経過の一番初めから始まってることがあって

なにかというと

重要事項説明書やアセスメントのところなんです。


順番が大事


居宅介護支援の依頼がありました。

その方のご自宅に伺って面接しました。

さて

ここから居宅サービス計画書を作るためのアセスメントまで
どんな順番で行うでしょうか。


始めてお会いするので
まずは自己紹介


・・・そうですね。
そこからではありますが
自己紹介したら

まずは自分が所属している
居宅介護支援事業所の重要事項説明書を渡します。


なぜ重要事項なのか?

そこを理解していれば話は簡単です。

介護保険制度になってから
介護は行政の措置ではなく
本人と事業所の契約になりました。

これは利用者本位
利用者主体になったということです。

もし、あなたが利用者だったら
いきなりやってきて(子供が頼んだのかもしれないけど)
「私の事業所があなたを担当しますね。」
って言われたら?

そう

行政の措置と何ら変わりないですよね。

だから重要事項説明書を渡して

「うちの事業所はこういうところですが
うちと契約しますか?どうしますか?」

と、説明して確認しないといけないんですね。


だから

家族や病院から言われたから訪問した。
当然、うちの事業所と契約するでしょ?

では、ないんですよ。


その次に利用者
「うん、そうやな。
あんたんとこに頼むわ。」
同意します。

要するに利用者があなたの事業所を
自分の意志で”選んだ”ということです。

そして

書けるのであれば重要事項説明書の同意欄に
住所、氏名を書いていただきます。


このときの順番

重要事項説明書を渡す → 説明する → 利用者の同意

となります。

そこから初めて契約ができる

ということなんですね。


前にも重要事項の説明が大切

と伝えたかと思います。


選ぶ判断基準を示して
本当にそこでいいか、本人の判断にゆだねるということをしましょう。

あくまで介護保険は利用者主体です。
家族が依頼したから決まったんだと思い込まないこと
押し付けないことを意識しましょうね。


では、今週も元気にいきましょう!

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