悔しい思い

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おはようございます。

 

この前の日曜日、セミコンの練習会に参加していました。

 

平日なのにセミコンの話し?と思った方

少しお聞きを。

 

参加者(登壇者)のうちの一人の話を聞いて

介護・福祉にかかわるものとして、心の痛みを感じたのです。

 

どんな話かというと

その人はリタイア後の第2の人生をいいものにするお手伝いをしたいと言っていました。

なぜそんなことを言うのかというと

「自分は介護離職したから。」

だそうです。

 

この人は女性ですが、大きな企業の中間管理職まで昇進していました。

このままいくと、その会社で初の女性部長、もっとその上…と

華々しい未来が待っていたようです。

 

でも、どうしても途中で辞めざるを得なくなった。

 

ものすごい葛藤があったそうです。

 

 

今、介護離職が問題になっています。

 

親の介護で仕事を辞めないといけなくなった。

介護が終わって、もう一度仕事をしようと思っても、ある程度の年齢になってしまうと

再就職は難しく、どこも雇ってくれない。

アルバイトでも…と探しても時給がいい仕事はなく、収入は少ない。

病気にでもなると、たちまち収入が少なくなって生活できなくなる。

最終的に生活保護になってしまうこともある。

 

生活保護までとなると極端な話になってしまうのですが、今回の登壇者は

「本当はもっと仕事がしたかった。」

と言っていました。

 

ここで思ったんです。

この人の親のケアマネは誰だったんだろう?

仕事を辞めるということに反対しなかったのか?

と。

 

家族が介護を担うのは当たりまえかもしれません。

でも、平均寿命が延びた現在、介護も長期間になる可能性がありますし

介護が終わった後の介護者の寿命も延びています。

 

ケアマネは残った介護者の人生も考えて

無理のない介護をお勧めできるようにしましょう。

 

では、今日も前向きにいきましょう!

 

 

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